決算サマリー

項目当期実績前期実績増減率来期会社計画
売上高630億円633億円-0.5%658億円
営業利益28億円38億円-26.5%40億円
純利益25億円36億円-31.9%32億円
EPS150.69円221.18円-31.9%195.52円

売上高営業利益率は4.4%に低下したが、来期は利益回復を見込む。

定量評価

EPS成長率は31.9%減、ROEは3.6%、自己資本比率は87.6%である。営業CFは21.7億円の黒字、現金及び現金同等物は228億円だった。2026年5月12日観測の株価2,764円に対し、来期予想EPSでみたPERは約14.1倍である。

ポジティブ要因

来期回復計画

来期営業利益は40億円、42.7%増を計画している。

財務安全性

自己資本比率は87.6%で、現金も厚い。

配当維持

年間配当は130円を維持する予想である。

リスク要因

今期減益

営業利益は26.5%減で、部品価格や需要変動の影響が出ている。

部品価格上昇

中東情勢等に起因する部品価格上昇は業績予想に織り込まれていない。

低ROE

ROEは3.6%で、資本効率は低い。

財務安全性

総資産は800億円、純資産は700億円、自己資本比率は87.6%で非常に高い。営業CFは黒字だが、前期より減少している。財務余力は大きいが、収益性の回復が課題である。

業界動向との関連

インターホン・セキュリティ機器は住宅着工、集合住宅更新、海外需要に左右される。部品価格と物流費が上昇する場合、利益率に圧力がかかる可能性がある。

株価への示唆

株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

シナリオ想定PER予想EPS理論株価
弱気12倍195.52円2,346円
中立14倍195.52円2,737円
強気16倍195.52円3,128円

現在株価は中立シナリオ付近である。来期の利益回復が実現する場合は評価維持の可能性がある一方、部品価格上昇が顕在化する場合は下振れる可能性がある。

今期の総括

2026年3月期は減収減益で、利益率低下が目立った。財務は極めて堅いが、評価の中心は来期の営業利益回復である。

来期見通し

2027年3月期は売上高658億円、営業利益40億円、純利益32億円を計画する。部品価格上昇など未織り込み要因には注意が必要である。

総合判断

総合判断は中立である。財務の強さは明確だが、今期の減益と低ROEが課題である。次は利益率回復の実現性を確認したい。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • アイホン株式会社「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月12日開示