決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期実績 | 増減率 | 来期会社計画 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 482億円 | 481億円 | +0.3% | 490億円 |
| 営業利益 | 4.3億円 | -2.2億円 | 黒字化 | 8.0億円 |
| 純利益 | 0.6億円 | -18.8億円 | 黒字化 | 8.0億円 |
| EPS | 8.87円 | -297.39円 | 黒字化 | 126.41円 |
黒字化は前進だが、利益率はまだ低い。
定量評価
EPSは黒字化し、ROEは0.2%、自己資本比率は54.1%である。営業CFは20.2億円の黒字、現金及び現金同等物は95.9億円だった。2026年5月12日観測の株価3,520円に対し、来期予想EPSでみたPERは約27.8倍である。
ポジティブ要因
営業黒字化
営業損益は前期の赤字から4.3億円の黒字に改善した。
財務改善
自己資本比率は50.7%から54.1%へ上昇した。
来期純利益回復
来期は親会社株主帰属利益8億円を計画している。
リスク要因
低利益率
営業利益率は0.9%で、採算改善はまだ途上である。
高PER
来期予想EPSベースのPERは約27.8倍で、回復期待を含む水準である。
電子部品サイクル
電子部品はスマートフォン、自動車、産業機器需要に左右される。
財務安全性
総資産は576億円、純資産は312億円、自己資本比率は54.1%で高い。営業CFは黒字だが、投資CFはマイナス22.6億円、財務CFはマイナス24.5億円で、利益回復と資金配分の両方を確認したい。
業界動向との関連
電子部品業界は在庫調整と需要回復の波を受けやすい。当該業界は景気循環の影響を強く受けるため、業績は一定ではありません。
株価への示唆
株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 20倍 | 126.41円 | 2,528円 |
| 中立 | 28倍 | 126.41円 | 3,539円 |
| 強気 | 35倍 | 126.41円 | 4,424円 |
現在株価は中立シナリオ付近である。利益率改善が進む場合は上振れ余地がある一方、黒字化が一時的にとどまる場合は下振れる可能性がある。
今期の総括
2026年3月期は黒字化を達成したが、利益水準はまだ小さい。評価の中心は来期の営業利益拡大が実現するかである。
来期見通し
2027年3月期は売上高490億円、営業利益8億円、純利益8億円を計画する。電子部品需要の回復と固定費吸収が前提となる。
総合判断
総合判断は中立である。黒字化と財務改善は評価できるが、ROEは低く株価には回復期待が入る。次は営業利益率の改善を確認したい。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- SMK株式会社「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月12日開示