訂正の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開示日 | 2026年6月2日 |
| 対象資料 | 2026年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) |
| 当初開示日 | 2026年4月27日 |
| 前回訂正日 | 2026年5月22日 |
| 訂正区分 | 再訂正・数値データ訂正 |
| 主な理由 | 期末自己株式数、期中平均株式数、減価償却費の誤り |
再訂正という言葉は目立つが、今回の修正は損益の主要項目を変えるものではない。株式数と減価償却費の注記・CF明細を整える内容である。
株式数の訂正
| 項目 | 訂正前 | 訂正後 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 期末自己株式数 | 10,094,968株 | 10,094,913株 | -55株 |
| 期中平均株式数 | 40,884,720株 | 40,884,754株 | +34株 |
自己株式数と期中平均株式数の訂正幅は小さい。1株当たり指標への影響は限定的である。
減価償却費とキャッシュ・フロー
| 項目 | 訂正前 | 訂正後 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 減価償却費 | 5,293百万円 | 5,299百万円 | +6百万円 |
| 営業活動によるCF | 8,372百万円 | 8,372百万円 | 変更なし |
| 投資活動によるCF | -14,505百万円 | -14,505百万円 | 変更なし |
| 現金及び現金同等物期末残高 | 31,557百万円 | 31,557百万円 | 変更なし |
減価償却費は6百万円増えたが、営業CFの総額は変わらない。その他項目の調整により、キャッシュ・フロー全体の読み方は前回訂正後と同じである。
訂正後の決算サマリー
| 項目 | 2026年3月期実績 |
|---|---|
| 売上高 | 129,429百万円 |
| 営業利益 | 7,891百万円 |
| 経常利益 | 8,601百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 8,260百万円 |
| 営業活動によるCF | 8,372百万円 |
| 現金及び現金同等物期末残高 | 31,557百万円 |
本業の減益と純利益の大幅増という2026年3月期決算の構図は変わらない。投資家が見るべき中心は、一次電池事業譲受後の投資回収、営業利益率、2027年3月期の営業利益100億円計画である。
総合判断
総合判断は中立である。再訂正ではあるが、今回の訂正幅は小さく、業績評価を大きく変えるものではない。
ただし、マクセルは5月22日に続いて訂正を出している。金額影響が小さくても、投資家は開示品質と買収関連の会計処理を見ている。次の焦点は、訂正ではなく、2027年3月期に営業利益100億円へ戻せるかである。
出典
本記事は、対象企業が開示した訂正資料を基に作成しています。
- 「(訂正・数値データ訂正)『2026年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)』の一部訂正に関するお知らせ」、マクセル、開示日: 2026-06-02
本記事は、公開情報に基づいた教育的・情報提供のみを目的としており、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨または勧誘するものではありません。掲載内容の正確性については万全を期しておりますが、その内容や将来の投資成果を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただけますようお願い申し上げます。