決算サマリー
| 項目 | 当期実績(訂正後) | 前年同期(訂正後) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 471.41億円 | 422.64億円 | +11.5% |
| 営業利益 | 44.26億円 | 39.01億円 | +13.5% |
| 経常利益 | 49.73億円 | 43.12億円 | +15.3% |
| 親会社株主に帰属する利益 | 36.75億円 | 30.28億円 | +21.4% |
セグメント
イリソ電子工業は日本・アジア・欧州・北米の地域別売上・利益を開示する。訂正後の短信で過年度比較も修正されているため、旧記事の地域別数値は削除し、訂正後の地域表を基準に照合する。連結全体では売上高が過去最高となり、営業利益・経常利益・純利益も前年同期を上回った。
財務安全性
訂正後は総資産948.38億円、純資産743.47億円。四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されていない。自己資本比率を含む貸借対照表の比較にも訂正後値を用いる。
定量評価
訂正後営業利益率は9.4%。前年同期比では売上高11.5%増に対し営業利益13.5%増。EPSは訂正の影響額一覧に記載がないため、旧値を転記しない。
ポジティブ要因
売上高は前年同期比11.5%増で、第3四半期累計として過去最高を更新した。営業利益・経常利益も訂正後前年同期を上回る。
リスク要因
過年度訂正は2025年3月期第1・第3四半期や2026年3月期第1・第3四半期まで広がる。従来の営業利益44.67億円など旧累計値を現在の比較に使わない。訂正後の利益水準と、発生した誤謬に対する統制改善を追う必要がある。
業界動向との関連
車載向けコネクタ需要を含む自動車・産業機器市場の外部統計は本記事では用いていない。開示から確認できる同社の累計業績と修正範囲を中心に整理した。
株価への示唆
売上・利益の増加は通常なら評価材料となるが、過年度数値の訂正があるため、市場は利益成長だけでなく報告体制の信頼性も織り込む可能性がある。
今期の総括
訂正後の3Q累計は増収増益で、売上は過去最高。ただし、当初公表値と比較基準が変わった。前年同期の売上高は422.64億円、営業利益39.01億円、経常利益43.12億円、純利益30.28億円に訂正されており、この数値を比較基準にした。
来期見通し
当時の通期会社予想は売上高580億円、営業利益55億円、経常利益58.50億円、純利益48億円。訂正開示自体はこの予想を変更していない。
総合判断
総合判断は中立。訂正後でも累計増収増益を保つが、広範な訂正のため数値の比較可能性と統制改善が欠かせない判断材料となる。
訂正開示の反映
9月30日の決算短信訂正に加え、10月1日訂正の過年度影響額一覧に合わせて当期と比較期の損益・貸借対照表数値を更新した。
出典
- 「2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、イリソ電子工業、当初開示日: 2026年2月3日。
- 「過年度の有価証券報告書等の訂正報告書の提出及び過年度の決算短信等の訂正に関するお知らせ」、同社、2026年9月30日。
- 「(訂正・数値データ修正)2026年3月期第3四半期決算短信の一部訂正に関するお知らせ」、同社、2026年10月1日。
- 「(訂正・数値データ修正)2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)の一部訂正に関するお知らせ」、イリソ電子工業、開示日: 2026-09-30
- 「(訂正)『過年度の有価証券報告書等の訂正報告書の提出及び過年度の決算短信等の訂正に関するお知らせ』の一部訂正について」、イリソ電子工業、2026年10月1日。