決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 595.61億円 | 631.71億円 | -5.7% | 600億円 | 該当なし |
| 営業利益 | 16.67億円 | 13.94億円 | +19.5% | 14億円 | 該当なし |
| 経常利益 | 14.16億円 | 12.61億円 | +12.3% | 13億円 | 該当なし |
| 純利益 | 7.45億円 | 5.36億円 | +39% | 7.50億円 | 該当なし |
| EPS | 21.6円 | 15.55円 | +38.9068% | 21.74円 | 該当なし |
通期決算では会社計画欄に次期予想を置いているため、進捗率は該当なしとしています。前年比が非開示の場合は、決算短信側で前年実績または増減率が示されていないことを意味します。
セグメント
| セグメント | 売上高 | 前期比 | コメント |
|---|---|---|---|
| 電池事業 | 482.15億円 | -7.40億円 | リチウム電池は増加したが、ニッケル水素電池、設備関連ビジネス、アルカリ乾電池が減少 |
| 電子事業 | 113.45億円 | -28.70億円 | 各種モジュール、液晶ディスプレイ用途の選択と集中、半導体製造装置用途向けが減少 |
訂正後の通期決算では、売上の大半を占める電池事業が減収、電子事業も大きく減収となった。利益面では電池事業で原材料価格の変動、技術VEによるコストダウン、為替の影響などがあり、全社営業利益は16.67億円まで改善した。売上は弱いが、採算改善で利益を残した決算であり、次期予想の営業利益14億円に対して電子事業の回復がどこまで続くかが重要になる。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | +38.9% | 当期EPSと前年同期EPS | 減収下でも純利益が伸び、EPSは前年を上回りました。 |
| ROE | 4.2% | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は2.8%、総資産経常利益率は3%です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。
ポジティブ要因
営業利益の変化
営業利益は16.67億円、前年比は+19.5%です。増益の場合は本業の採算改善が示唆されますが、減益の場合はコストや販売環境を追加確認する必要があります。
売上規模の確認
売上高は595.61億円、前年比は-5.7%です。売上が伸びている場合でも、利益率とキャッシュ創出が伴っているかを合わせて見る必要があります。
財務基盤
自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は40.2%、純資産は191.33億円です。財務安全性を判断する際は、利益水準だけでなく資本の厚みも確認します。
リスク要因
利益率とキャッシュのずれ
営業キャッシュ・フローは11.31億円です。利益が出ていても運転資金や投資負担でキャッシュ創出が弱い場合、本業の持続力を慎重に見る必要があります。
販売数量・コスト前提の変動
次期または通期予想は売上高600億円、営業利益14億円です。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。販売数量、為替、原材料費、人件費、案件進捗の変化には注意が必要です。
市場評価の変動可能性
減収下で営業利益を伸ばした点は下支え材料になる。一方、次期予想は営業利益14億円と今期実績を下回るため、市場は「採算改善が一巡するのか」「電子事業の落ち込みが止まるのか」を見に行きやすい。
財務安全性
財務安全性では、総資産472.54億円、純資産191.33億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率40.2%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF11.31億円、投資CF-23.06億円、財務CF12.91億円、現金及び現金同等物の期末残高52.39億円です。
業界動向との関連
業界全体との比較には、同業他社の同時期決算や市場統計の確認が必要です。今回の記事では対象企業の決算短信を主資料とし、業界平均との差やシェア変化は断定せず、売上・営業利益・会社予想を中心に整理します。
株価への示唆
株価への示唆は条件付きで見る必要があります。営業利益の改善が継続し、会社予想の前提が崩れない場合は評価の下支え要因になります。一方、利益率低下や一時要因の剥落が見える場合は、評価が下振れる可能性があります。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
今期は売上高595.61億円(-5.7%)、営業利益16.67億円(+19.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益7.45億円(+39%)という内容でした。営業利益と純利益の方向が異なる場合は、特別損益や税効果を分けて確認することが重要です。本業の収益力とは異なる要因が含まれていないかを確認する必要があります。
来期見通し
来期または通期見通しでは、売上高600億円、営業利益14億円、経常利益13億円、純利益7.50億円、EPS21.74円が示されています。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。増収増益計画であっても、販売数量、為替、コスト、投資負担が変われば達成難易度は変わります。
総合判断
総合判断は中立である。判断の根拠は、売上高595.61億円、営業利益16.67億円、純利益7.45億円という決算短信上の主要数値と、確認できる財務指標のバランスです。次回は営業利益率、EPS、ROIC、PERの追加確認が焦点になります。
訂正開示の反映
FDKは2026-07-24に「(訂正・数値データ訂正)「2026年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について」を開示したため、この記事は訂正後の内容を反映しています。
訂正理由は、配当の状況の記載内容に誤りがあったため、提出済の 2026 年3月期決算短信〔日本基準〕 (連結)を訂正 することとなりました。
| 訂正箇所 | 訂正前 | 訂正後 |
|---|---|---|
| サマリー情報における訂正内容は、以下のとおりです。訂正後の全文を添付し、訂正箇所には下線を付し / て表示しております。 | 2.配当の状況年間配当金配当金総額配当性向純資産配当率第1四半期末第2四半期末第3四半期末期末合計 (合計) (連結) (連結) 円銭円銭円銭円銭円銭百万円 % % 2025 年3月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - - 2026 年3月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - - | 2.配当の状況年間配当金配当金総額配当性向純資産配当率第1四半期末第2四半期末第3四半期末期末合計 (合計) (連結) (連結) 円銭円銭円銭円銭円銭百万円 % % 2025 年3月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - - 2026 年3月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - - |
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、FDK、開示日: 2026-04-28
- 「(訂正・数値データ訂正)「2026年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について」、FDK、開示日: 2026-07-24