決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 通期会社予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 経常収益 | 333.09億円 | 249.16億円 | +33.7% | 非開示 | ― |
| 経常利益 | 126.14億円 | 100.98億円 | +24.9% | 197.00億円 | 64.0% |
| 純利益 | 89.58億円 | 73.03億円 | +22.7% | 140.00億円 | 64.0% |
| EPS | 146.10円 | 115.55円 | +26.4% | 229.18円 | ― |
短信表紙は百万円表示、本文の金額は億円へ換算。CFと事業別表は各原表の単位を確認して換算した。増減率は会社開示を基本とし、EPSなどの計算値は表示額からの概算。進捗率は累計実績を通期予想で割った単純計算で、季節性や下期の費用を織り込んだ予測ではない。EPSの進捗率は示さない。
セグメント
| 事業・区分 | 当期売上 | 前年売上 | 増減率 | 当期利益 | 前年利益 |
|---|---|---|---|---|---|
| 資金運用収益 | 162.69億円 | 131.39億円 | +23.8% | 非開示 | 比較値なし |
| 役務取引等収益 | 14.91億円 | 13.57億円 | +9.9% | 非開示 | 比較値なし |
| その他業務収益 | 59.28億円 | 46.85億円 | +26.5% | 非開示 | 比較値なし |
| その他経常収益 | 96.19億円 | 57.34億円 | +67.8% | 非開示 | 比較値なし |
連結損益計算書の経常収益の種類別内訳であり、報告セグメントではない。利息・手数料・有価証券売買等を区別するための表。種類別の経常利益は算出しない。
財務安全性
総資産16,868.69億円、純資産・資本合計1,938.73億円。会計上の自己資本比率は11.5%。預金を営業の資金基盤とする銀行の規制上の自己資本比率とは異なり、一般企業の同じ比率とも単純比較できない。
営業CFは-128.33億円、投資CFは-4.52億円、財務CFは-85.32億円。現金同等物の残高は584.02億円。営業・投資CFの単純合計は-132.85億円だが、投資CFには設備取得のほか資産売却や有価証券の取得等も含まれる。営業CFの符号には貸出・リース債権・預金等の増減が影響し得るため、通常の製造業の資金余力と同じ基準で評価しない。
定量評価
EPSは当期146.10円、前年同期115.55円。増減率は+26.4%。利益総額に加えて期中平均株式数も影響する。
同じ会計範囲・利益定義でそろう前四半期との比較は示していない。累計の前年同期比較を中心に確認する。
2026-09-30時点の発行済株式数は63,000,000株、自己株式は2,141,743株。期中平均株式数は61,313,362株で、EPSはこの平均株式数を基にした実績。期末株式数と期中平均は基準が異なるため、期末株式数でEPSを再計算しない。
| 指標 | 確認範囲 |
|---|---|
| EPSの前年同期比較 | +26.4% |
| ROIC | 投下資本・税率の仮定を置いた推計は行っていない |
| PER推移 | 同時点の株価と過去レンジの比較は行っていない |
会社の通期経常利益予想197.00億円に対し、累計実績との差額は70.86億円。これは会社予想から実績を引いた計算で、残る期間の独立した会社予想ではない。
ポジティブ要因
資金運用収益は売上162.69億円で最も大きい。 経常利益は前年100.98億円から当期126.14億円へ増えた。
リスク要因
貸出利ざやと有価証券売却損益を分け、預金の調達条件と信用費用を確認する。債券評価と政策保有株の縮減は金利の影響も受け、銀行の自己資本比率を一般企業の財務比率と単純比較しない。
業界動向との関連
富山第一銀行では、資金運用収益と株式売却益が増え、経常利益が伸びた。事業別の売上と採算が同じ方向に動くかが、銀行業という業種全体の印象よりも今回の数字を理解する手掛かりになる。
株価への示唆
富山第一銀行の決算を評価する際は、当期の経常利益126.14億円から、通期予想197.00億円へつながる受注・販売・採算の条件を確かめる。営業CF-128.33億円は利益と異なる動きも示すため、債権・在庫・債務の増減と合わせて収益の質を確認する。業績の改善が確認できても、発表前の期待や価格に織り込まれていれば、株価が同じ方向に動くとは限らない。
今期の総括
資金運用収益と株式売却で経常増益。営業CF-128.33億円は利益と異なる動きも示すため、債権・在庫・債務の増減と合わせて収益の質を確認する。
来期見通し
通期会社予想は経常収益非開示、経常利益197.00億円、純利益140.00億円、EPS229.18円。会社予想と実績を分け、進捗の高低だけで上振れ・下振れを断定しない。 配当の会社開示は、期末予想 41.00円、年間予想 82.00円、中間実績 41.00円。実績と予想を区別し、株式分割がある場合は1株額の基準日も合わせる。会社予想
総合判断
中立。貸出利ざやと有価証券売却損益を分け、預金の調達条件と信用費用を確認する。貸出金は増えて預金等は減っており、利益だけでなく資金構成も確認したい。
出典
- 富山第一銀行 公式IR・決算資料。
- 富山第一銀行「2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年11月6日開示)。