決算サマリー

項目当期実績前期実績増減率来期会社計画
売上高2,978億円3,006億円-1.0%3,260億円
営業利益78億円53億円+46.8%80億円
純利益102億円64億円+58.9%60億円
EPS465.37円281.13円+65.5%279.00円

営業利益率は2.6%へ改善したが、来期純利益は反動減の見通しである。

定量評価

EPS成長率は65.5%増、ROEは7.3%、自己資本比率は53.0%である。営業CFは131億円の黒字、現金及び現金同等物は278億円だった。2026年5月12日観測の株価2,833円に対し、来期予想EPSでみたPERは約10.2倍である。

ポジティブ要因

営業増益

営業利益は46.8%増となり、採算が改善した。

自己資本比率改善

自己資本比率は48.0%から53.0%へ上昇した。

増配計画

年間配当は130円から来期135円へ増配予想である。

リスク要因

来期純利益減

来期純利益は40.9%減の計画で、今期純利益を単純に延長できない。

低利益率

営業利益率は2.6%で、鉄鋼・自動車部品としてコスト変動に弱い。

景気循環

当該業界は景気循環の影響を強く受けるため、業績は一定ではありません。

財務安全性

総資産は2,716億円、純資産は1,454億円、自己資本比率は53.0%で高い。営業CFは131億円の黒字、投資CFもプラスで、財務CFはマイナス137億円だった。財務基盤は改善している。

業界動向との関連

鉄鋼、自動車ホイール、建設機械部品は自動車生産、鋼材価格、建設機械需要に左右される。数量回復だけでなく価格転嫁と原価管理が利益率を左右する。

株価への示唆

株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

シナリオ想定PER予想EPS理論株価
弱気8倍279.00円2,232円
中立10倍279.00円2,790円
強気12倍279.00円3,348円

現在株価は中立シナリオ付近である。営業利益率が維持される場合は上振れ余地がある一方、純利益反動減が強まる場合は下振れる可能性がある。

今期の総括

2026年3月期は減収ながら営業利益と純利益が大きく増加した。財務も改善したが、来期純利益の反動減が評価上の重しである。

来期見通し

2027年3月期は売上高3,260億円、営業利益80億円、純利益60億円を計画する。売上増と営業利益の小幅増を見込むが、純利益は減少する。

総合判断

総合判断は中立である。営業増益と財務改善は評価できるが、来期純利益減と低利益率を考慮したい。次は営業利益率の維持が焦点である。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • トピー工業株式会社「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月12日開示