決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 通期会社予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 経常収益 | 696.62億円 | 577.38億円 | +20.6% | 非開示 | 該当なし |
| 経常利益 | 252.37億円 | 175.06億円 | +44.1% | 780億円 | 32.4% |
| 純利益 | 176.85億円 | 127.86億円 | +38.3% | 530億円 | 33.4% |
| EPS | 67.37円 | 48.83円 | +38.0% | 201.44円 | 33.4% |
経常収益は貸出金利息の増加などで119.23億円増えた。通期の経常利益・純利益予想は上方修正されている。
セグメント
| 区分 | 外部顧客向け経常収益 | 前年同期 | セグメント利益 |
|---|---|---|---|
| 銀行業 | 601.28億円 | 490.02億円 | 234.60億円 |
| リース業 | 58.80億円 | 55.41億円 | 3.40億円 |
| 証券業 | 18.21億円 | 12.43億円 | 8.86億円 |
| その他 | 19.63億円 | 20.58億円 | 116.28億円 |
セグメント間取引などの調整後、連結経常収益は696.62億円、経常利益は252.37億円となる。銀行業の貸出金利息増加が中心である。
財務安全性
総資産は10兆6,572.74億円、純資産は5,983.80億円。決算短信記載の会計上の自己資本比率は5.6%で、銀行規制上の自己資本比率とは異なる。
定量評価
EPSは前年同期比38.0%増。銀行では一般企業型の営業利益率やROICより、資金利益、信用コスト、規制自己資本と有価証券損益を優先して確認する。
ポジティブ要因
貸出金残高と貸出金利回りの上昇を背景に貸出金利息が増えた。経常利益の進捗率は32.4%で、会社は通期予想を上方修正した。
リスク要因
預金利息の増加は経常費用を押し上げる。金利上昇の恩恵が調達コストで薄まらないか、信用コストや有価証券評価損益が悪化しないかを確認したい。
業界動向との関連
国内金利の正常化は貸出利ざやに追い風となり得る一方、預金獲得競争と債券価格変動も大きくなる。単純な増収率より資金利益の内訳が重要である。
株価への示唆
上方修正と増配予想は評価材料になり得る。ただし、第1四半期の利益を年率換算するのではなく、預貸金利ざやと信用コストの推移を併せて判断したい。
今期の総括
貸出金利息の増加を主因に、経常利益252.37億円、純利益176.85億円へ伸びた。利益成長と通期予想の上方修正がそろった四半期である。
来期見通し
2027年3月期通期予想は経常利益780億円、純利益530億円、EPS201.44円。第2四半期累計予想も経常利益388億円、純利益264億円へ修正された。
総合判断
総合判断は強気。利益進捗と上方修正を評価する一方、預金金利、信用コスト、有価証券損益が次の確認項目となる。
出典
- 第四北越フィナンシャルグループ「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年7月31日