G-Retty 7356 2026年9月期第3四半期決算 売上高11.30億円(-7.9%) 営業利益: -0.17億円 売上高: 11.30億円 リスク: 原材料・エネルギー価格 人件費・労務費 kabutrack.com

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高11.30億円12.27億円-7.9%14.96億円75.5%
営業利益-0.17億円0億円赤字転落0.10億円該当なし
経常利益-0.25億円-0.04億円赤字拡大0億円該当なし
純利益0.54億円-0.06億円黒字転換0.79億円68.4%
EPS3.64円-0.45円黒字転換5.35円68.0%

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

セグメント

Retty運営事業の単一セグメントだが、サービス別売上高は飲食店支援サービス9.31億円、統合ソリューション1.98億円と開示している。サービス別利益は非開示。お店会員数は前年同期の7,435件から6,734件へ減少し、第3四半期単独では統合ソリューションの案件失注・期ずれなどにより営業損失0.38億円となった。累計営業損失は0.17億円であり、2026年6月の構造改革による固定費削減効果が第4四半期以降に表れるかが焦点となる。

財務安全性

財務安全性では、総資産9.76億円、純資産3.93億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率40.0%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF非開示、投資CF非開示、財務CF非開示、現金及び現金同等物の期末残高非開示です。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率黒字転換当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は-1.5%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。

ポジティブ要因

営業利益の変化

累計営業損失は0.17億円で、前年同期のほぼ収支均衡から赤字へ転じた。第3四半期単独では0.38億円の営業損失となり、上半期までの営業黒字から採算が悪化している。

売上規模の確認

売上高は11.30億円(前年同期比7.9%減)。お店会員数の減少に加え、統合ソリューションで案件失注と計上時期の期ずれが発生した。

財務基盤

自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は40.0%、純資産は3.93億円です。資本の厚みは確認できますが、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

営業キャッシュ・フローは非開示です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。

販売数量・コスト前提の変動

通期予想は売上高14.96億円、営業利益0.10億円へ修正された。第3四半期単独が営業赤字であるため、第4四半期に構造改革の固定費削減効果を実現しなければ、通期営業黒字の確保は難しくなる。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

業界動向との関連

業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。

株価への示唆

市場はまだ信用しにくい内容です。売上、利益率、キャッシュのうち少なくとも一つがはっきり改善しないと、決算を買う理由は作りにくいでしょう。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

売上高は11.30億円(7.9%減)、営業損失は0.17億円だった。純利益0.54億円の黒字は投資有価証券売却益0.92億円を含み、本業の黒字化を示すものではない。飲食店支援の会員数回復と統合ソリューションの案件計上が必要となる。

来期見通し

修正後の通期予想は売上高14.96億円、営業利益0.10億円、経常利益0億円、純利益0.79億円、EPS5.35円である。純利益には投資有価証券売却益が寄与する。2026年7月に店舗数と保有売上が純増へ転じた動きと、構造改革効果が第4四半期に営業黒字へ結び付くかを確認したい。

総合判断

総合判断は弱気。判断の根拠は、売上高11.30億円、営業利益-0.17億円、純利益0.54億円という決算短信上の主要数値と、確認できる財務指標のバランスです。次回は営業利益率、営業CF、EPS、ROIC、PERを同じ方向で確認したいところです。数字がそろうまでは、市場はまだ少し距離を置きます。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年9月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)」、G-Retty、開示日: 2026-08-13