1. 投資判断サマリー
あいちフィナンシャルグループは、日本株市場に属する上場企業の銘柄です。直近の材料だけで評価を固定せず、業績の方向、利益率、キャッシュ・フロー、財務安全性、株主還元を同じ順番で確認するページとして整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 更新日 | 2026年8月14日 |
| 総合評価 | ★★★☆☆(中立) |
| 一言サマリー | あいちフィナンシャルグループ(7389)の2027年3月期第1四半期決算は、経常収益399.11億円(前年同期比+49.3%)、経常利益144.37億円(同+173.1%)、親会社株主に帰属する四半期純利益144.85億円(同+280.8%)となりました。 |
2. 投資評価(星評価・レーダーチャート)
投資評価は、成長性、収益性、財務、配当、安定性の5軸で整理します。星評価は直近の開示情報、プロフィール、還元情報をもとにした確認用の目安です。
| 評価軸 | 星評価 | コメント |
|---|---|---|
| 成長性 | ★★★★☆ | 経常収益、貸出金、資金利益の伸びを確認します。 |
| 収益性 | ★★★★☆ | コア業務純益、預貸金利ざや、一時要因の有無を確認します。 |
| 財務 | ★★★☆☆ | 国内基準自己資本比率、預貸金、流動性を確認します。 |
| 配当 | ★☆☆☆☆ | 配当方針と利益・キャッシュの裏付けを確認します。 |
| 安定性 | ★★★☆☆ | 需要のぶれ、景気感応度、事業基盤の継続性を確認します。 |
| 時間軸 | 見方 |
|---|---|
| 短期 | 次回決算で、資金利益と信用コストの方向を確認します。 |
| 中期 | 会社計画に対する進捗とキャッシュ創出力を見ます。 |
| 長期 | 財務余力、競争力、株主還元の持続性を確認します。 |
3. 最新決算サマリー
基準にした開示情報は、2026-08-14開示の「あいちフィナンシャルグループ(7389)|決算発表|経常収益399.11億円(+49.3%)|2027年3月期第1四半期決算」です。ここでは直近実績、前年比・変化、会社予想の有無を先に確認します。
| 項目 | 直近実績 | 前年比・変化 | 会社予想・補足 | 見方 |
|---|---|---|---|---|
| 経常収益 | 399.11億円 | +49.3% | 会社計画欄を確認 | 増加率と利益へのつながりを確認します。 |
| 経常利益 | 144.37億円 | +173.1% | 280.00億円 | 利益成長の質と一時要因を確認します。 |
| 純利益 | 144.85億円 | +280.8% | 230.00億円 | 利益成長の質と一時要因を確認します。 |
| EPS | 59.43円 | +281.9% | 94.37円 | 1株利益の伸びと希薄化要因を確認します。 |
数字だけを見ると、経常収益は「399.11億円(+49.3%)」、経常利益は「144.37億円(+173.1%)」です。資金利益の増加と、政策投資株式の売却益・退職給付信託返還益を分けて収益の質を確認します。2027年3月期通期予想は据え置かれ、経常利益280.00億円、純利益230.00億円、EPS94.37円を見込みます。
4. 今回の決算で注目するポイント
今回の決算は、見出しの増減だけでなく、収益の質と財務余力を分けて見る必要があります。
| 確認点 | 今回の状況 | 判断材料 |
|---|---|---|
| 基礎収益 | 資金利益157.95億円、連結粗利益175.90億円 | 預貸金利ざやと役務利益の持続性を確認します。 |
| 利益の方向 | 経常利益144.37億円(+173.1%) | 株式売却益と退職給付信託返還益を除いた利益を見ます。 |
| 預貸金 | 貸出金4兆9,421.98億円、預金5兆9,749.03億円 | 貸出需要、預金獲得コスト、利回り差を確認します。 |
| 財務安全性 | 国内基準自己資本比率9.28% | 規制資本の余力と有価証券評価損益を確認します。 |
| 会社予想 | 2027年3月期通期予想は据え置かれ、経常利益280.00億円、純利益230.00億円、EPS94.37円を見込みます。 | 計画の前提が保守的か、すでに織り込み済みかを見ます。 |
5. 投資判断のポイント
このセクションは、次回以降の決算でも繰り返し見るポイントです。単発の好材料より、同じ指標が継続して改善しているかを重視します。
| 論点 | なぜ見るか | 確認したい変化 |
|---|---|---|
| 資金利益 | 金利上昇の恩恵が預金コスト上昇で相殺される可能性があります。 | 預貸金利ざやと資金利益の推移を見る |
| 信用コスト | 景気や取引先業況の悪化は貸倒費用を押し上げます。 | 与信関係費用とリスク管理債権を追う |
| 会社計画 | 会社予想は前提条件に左右されます。 | 進捗率、修正有無、前提の現実性を追う |
6. リスク要因
| リスク | 内容 |
|---|---|
| 金利変動 | 貸出金利と預金金利の動きによって資金利益が変動します。 |
| 信用コスト | 地域景気や取引先業況の悪化は貸倒費用を押し上げる可能性があります。 |
| 有価証券 | 金利・株価の変動や政策保有株式の売却ペースが損益と純資産を動かします。 |
| 計画未達 | 会社予想の前提が崩れると、利益成長や還元期待が後退する可能性があります。 |
| 市場評価 | 決算数値が改善しても、事前期待との差や需給によって株価反応は変わります。 |
7. 総合評価
ここでは売買判断ではなく、あいちフィナンシャルグループを見るための評価軸を整理します。
| 観点 | 評価 |
|---|---|
| 強み | あいちフィナンシャルグループ(7389)の2027年3月期第1四半期決算は、経常収益399.11億円(前年同期比+49.3%)、経常利益144.37億円(同+173.1%)、親会社株主に帰属する四半期純利益144.85億円(同+280.8%)となりました。 |
| 懸念点 | 大幅増益には政策投資株式の売却益と退職給付信託返還益が大きく寄与しています。 |
| 次に見るポイント | 資金利益、コア業務純益、与信関係費用、国内基準自己資本比率を確認します。 |
あいちフィナンシャルグループは、金利正常化による資金利益の改善が期待できる一方、一時利益を除いた基礎収益と信用コストを継続確認したい銘柄です。現時点では中立評価。次回はコア業務純益と預貸金利ざやの伸びを優先して見ます。
出典
- あいちフィナンシャルグループ(7389)|決算発表|経常収益399.11億円(+49.3%)|2027年3月期第1四半期決算、開示日: 2026-08-14
- 企業プロフィール: あいちフィナンシャルグループ(7389)の基本情報
- 配当情報: 会社開示に基づく配当実績・予想
- 株主向け制度: 会社開示に基づく制度情報
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