決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 172.05億円 | 169.83億円 | +1.3% | 175億円 | 該当なし |
| 営業利益 | 36.25億円 | 35.83億円 | +1.2% | 36.02億円 | 該当なし |
| 経常利益 | 38.35億円 | 37.06億円 | +3.5% | 38.93億円 | 該当なし |
| 純利益 | 26.50億円 | 25.73億円 | +3% | 26.60億円 | 該当なし |
| EPS | 88.21円 | 83.24円 | +6.0% | 90.48円 | 該当なし |
通期決算では会社計画欄に次期予想を置いているため、進捗率は該当なしとしています。前年比などが非開示の場合は、決算短信側で前年実績または増減率が示されていないことを意味します。
四半期累計の前年同期比です。進捗率は実績を通期会社予想で除した単純計算で、季節性や利益計上時期は反映していません。
セグメント
ナガイレーベンはメディカルウェア等の製造・販売を行う単一事業で、短信は報告セグメント別の売上・利益を省略しています。市場別ではコア市場が3.7%増、周辺市場は患者ウェアが11.8%減、手術ウェアが7.3%増、海外市場は16.9%増でした。これらの市場別増減率は会社開示値で、金額の内訳は公表されていません。
財務安全性
総資産421.92億円、純資産390.56億円、自己資本比率92.6%。営業キャッシュ・フローは35.28億円、投資CFは16.70億円の収入、財務CFは50.50億円の支出で、期末現金は48.99億円でした。投資CFの収入には定期預金の払戻超過20億円を含みます。財務CFは配当30.46億円と自己株式取得20.03億円が主な支出です。
定量評価
営業利益率は当期実績を基に算出しています。短期の前年同期比だけでは、通期の収益力や株価指標の割安・割高は判断できません。
ポジティブ要因
営業利益率は21.1%。コア市場の新規大型案件や第4四半期のミッフィー新商品群による更新需要、台湾の期ずれ案件とソウル支店の売上が寄与しました。売上総利益率は前年より0.5ポイント上昇し40.0%となり、価格改定と海外素材の活用、生産の海外シフトが原価上昇を吸収しました。
リスク要因
周辺市場の患者ウェアは大型案件の反動と補充需要の買い控えで減収でした。販売管理費は人件費の増加などで4.3%増。2027年8月期会社予想は増収1.7%に対して営業利益0.7%減であり、コスト増を抑えながら価格改定を定着させられるかが利益率に影響します。
業界動向との関連
会社は医療・介護施設の人手不足、物価高、報酬改定後の更新需要を説明しています。医療・介護ウェアの市場では、施設の更新時期や大型案件の納入タイミングが年度売上を動かします。単一事業のため、コア・周辺・海外市場の構成変化が全社業績に直結します。
株価への示唆
前期は小幅な増収増益で、営業CFは前期の21.80億円から35.28億円に増えました。一方、次期営業利益予想は36.02億円で前期比0.7%減です。増配予想や自己株式取得も資本還元として開示されていますが、株価評価は市場データなしに判断せず、来期の利益率と市場別売上の推移を確認します。
今期の総括
ナガイレーベンの当期は、2026年8月期は売上高172億円(前年比1.3%増)、営業利益36億円(1.2%増)、純利益26億円(3.0%増)でした 個別事業の構成と会社側が説明した増減要因を併せて見ると、全社利益の変化がどこから生じたかを追いやすくなります。
来期見通し
2027年8月期は売上高175億円(1.7%増)、営業利益36.02億円(0.7%減)、経常利益38.93億円(1.5%増)、純利益26.60億円(0.4%増)、EPS90.48円を予想しています。コア市場0.7%増、周辺市場2.3%増、海外市場37.5%増を計画し、配当は年間70円予想です。
総合判断
中立。海外市場とコア市場の回復、粗利益率の改善が増益を支えました。ただし次期は営業減益計画で、患者ウェアの回復や海外市場の高い伸びが計画通り実現するかは未確定です。次期の市場別売上と営業利益率を確認します。
出典
「2026年8月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、ナガイレーベン、2026年10月1日。