決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 通期会社予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 167.08億円 | 144.21億円 | +15.9% | 320.00億円 | 52.2% |
| 営業利益 | 10.05億円 | 7.49億円 | +34.1% | 17.30億円 | 58.1% |
| 経常利益 | 10.79億円 | 8.02億円 | +34.6% | 18.45億円 | 58.5% |
| 純利益 | 7.38億円 | 5.58億円 | +32.3% | 12.40億円 | 59.5% |
| EPS | 189.01円 | 141.39円 | +33.7% | 316.95円 | ― |
短信表紙は百万円表示、本文の金額は億円へ換算。CFと事業別表は各原表の単位を確認して換算した。増減率は会社開示を基本とし、EPSなどの計算値は表示額からの概算。進捗率は累計実績を通期予想で割った単純計算で、季節性や下期の費用を織り込んだ予測ではない。EPSの進捗率は示さない。
セグメント
機械工具器具等の販売を中心とする単一報告セグメントとして、短信は事業別の売上・利益表を省略している。全社実績は上のサマリーで確認し、開示のない製品・地域別利益を全社利益から配分していない。
財務安全性
総資産299.87億円、純資産・資本合計221.75億円。自己資本比率・親会社帰属持分比率は74%。資産評価や利益の蓄積を含む資本の厚さと、営業活動の資金収支は分けて確認する。
営業CFは22.43億円、投資CFは-20.46億円、財務CFは-7.62億円。現金同等物の残高は119.83億円。営業・投資CFの単純合計は1.98億円だが、投資CFには設備取得のほか資産売却や有価証券の取得等も含まれる。
定量評価
EPSは当期189.01円、前年同期141.39円。増減率は+33.7%。利益総額に加えて期中平均株式数も影響する。営業利益率は6.0%、前年は5.2%。増収の大きさだけでなく、売上に対して残る利益を比較する。
単独四半期の比較では、7〜9月の売上86.48億円・営業利益5.43億円に対し、その前の4〜6月は売上80.60億円・営業利益4.62億円。累計開示の差額から求めた概数で、独立した会社予想ではない。前年同期比と異なり季節性や納入時期の影響があるため、連続的な伸びとは断定しない。
2026-09-30時点の発行済株式数は4,700,000株、自己株式は829,402株。期中平均株式数は3,906,209株で、EPSはこの平均株式数を基にした実績。期末株式数と期中平均は基準が異なるため、期末株式数でEPSを再計算しない。
| 指標 | 確認範囲 |
|---|---|
| EPSの前年同期比較 | +33.7% |
| ROIC | 投下資本・税率の仮定を置いた推計は行っていない |
| PER推移 | 同時点の株価と過去レンジの比較は行っていない |
会社の通期営業利益予想17.30億円に対し、累計実績との差額は7.25億円。これは会社予想から実績を引いた計算で、残る期間の独立した会社予想ではない。
ポジティブ要因
半導体製造装置やデータセンター設備に関係する顧客への販売が伸び、売上以上に営業利益が増加した。売上債権と商品は減り、営業CFも黒字となったが、顧客分野ごとの投資動向は分けて見たい。 営業利益は前年7.49億円から当期10.05億円へ増えた。
リスク要因
設備投資関連の商社収入は顧客の発注・検収の時期に左右される。受注と在庫、仕入条件を確認し、円換算と海外現地の数量・採算を区別して成長の継続性を評価する。
業界動向との関連
鳥羽洋行では、半導体製造装置やデータセンター設備に関係する顧客への販売が伸び、売上以上に営業利益が増加した。会社が説明する事業の動きと、全社の利益・資金収支が対応しているかを次の開示でも確認する。
株価への示唆
鳥羽洋行の決算を評価する際は、当期の営業利益10.05億円から、通期予想17.30億円へつながる受注・販売・採算の条件を確かめる。営業CF22.43億円は利益と異なる動きも示すため、債権・在庫・債務の増減と合わせて収益の質を確認する。業績の改善が確認できても、発表前の期待や価格に織り込まれていれば、株価が同じ方向に動くとは限らない。
今期の総括
半導体装置・データセンター向け販売で増益。営業CF22.43億円は利益と異なる動きも示すため、債権・在庫・債務の増減と合わせて収益の質を確認する。
来期見通し
通期会社予想は売上高320.00億円、営業利益17.30億円、純利益12.40億円、EPS316.95円。会社予想と実績を分け、進捗の高低だけで上振れ・下振れを断定しない。 配当の会社開示は、期末予想 160.00円、年間予想 160.00円、中間実績 0.00円。実績と予想を区別し、株式分割がある場合は1株額の基準日も合わせる。会社予想(修正あり)
総合判断
中立。設備投資関連の商社収入は顧客の発注・検収の時期に左右される。売上債権と商品は減り、営業CFも黒字となったが、顧客分野ごとの投資動向は分けて見たい。
出典
- 鳥羽洋行 公式IR・決算資料。
- 鳥羽洋行「2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年11月6日開示)。