決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1026.36億円 | 969.73億円 | +5.8% | 2050億円 | 50.1% |
| 営業利益 | 70.32億円 | 73.05億円 | -3.7% | 125.40億円 | 56.1% |
| 経常利益 | 73.78億円 | 75.08億円 | -1.7% | 130億円 | 56.8% |
| 純利益 | 49.92億円 | 49.69億円 | +0.5% | 83.77億円 | 59.6% |
| EPS | 83.5円 | 82.79円 | +0.9% | 139.78円 | 59.7% |
会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。
四半期累計の前年同期比です。進捗率は実績を通期会社予想で除した単純計算で、季節性や利益計上時期は反映していません。
セグメント
西松屋チェーンはベビー・子どもの生活関連用品販売の単一セグメントです。短信では商品区分ごとの売上高・利益は示されていません。開示された販売動向では、春夏衣料、小学校高学年向け衣料、ベビーフード、紙おむつ、衛生用品、玩具、チャイルドシート、ビーチ・プール用品などが好調でした。
財務安全性
総資産1,628.19億円、純資産1,005.88億円、自己資本比率61.5%。営業CFは56.08億円の収入で前年同期より29.11億円減少しました。仕入債務の減少などが影響しています。投資CFは24.71億円の支出、財務CFは15.71億円の支出で、中間期末の現金は745.16億円でした。
定量評価
営業利益率は当期実績を基に算出しています。短期の前年同期比だけでは、通期の収益力や株価指標の割安・割高は判断できません。
ポジティブ要因
売上総利益は356.90億円で4.9%増。公式オンラインストアは新規会員数の増加などから好調でした。衣料部門では春夏物や小学校高学年向けが伸び、雑貨部門では食品・衛生用品・大型用品など複数の商品群が売上を支えました。
リスク要因
売上高は5.8%増えましたが、販売管理費は店舗数増加などで7.3%増え、営業利益は3.7%減少しました。34店舗を新規出店し17店舗を閉鎖した結果、期末店舗数は1,198店です。営業利益率は前年同期の7.5%から6.9%へ低下し、出店後の売上成長と費用回収が課題です。
業界動向との関連
会社は物価上昇による生活防衛意識の高まりと、業態を超えた小売競争の継続を説明しています。衣料の気温影響や育児用品の需要に加え、出店とオンライン販売の成長が売上の構成を左右します。商品別利益は開示されていないため、商品動向と全社利益率を分けて読みます。
株価への示唆
中間期の営業利益進捗率は56.1%、純利益は59.6%ですが、季節性を踏まえる必要があります。営業CFは前年同期比で減少し、仕入債務減少の影響を受けています。通期予想が維持された中で、下期の売上成長が販管費増を上回るかが評価の手掛かりになります。
今期の総括
西松屋チェーンの当期は、2027年2月期中間期は売上高1,026億円(前年同期比5.8%増)、営業利益70億円(3.7%減)、純利益49億円(0.5%増)でした 個別事業の構成と会社側が説明した増減要因を併せて見ると、全社利益の変化がどこから生じたかを追いやすくなります。
来期見通し
通期予想は売上高2,050億円、営業利益125.40億円、経常利益130億円、純利益83.77億円、EPS139.78円で変更ありません。年間配当予想は、期初予想から修正され33円(中間実績17円、期末予想16円)となりました。
総合判断
中立。幅広い商品とオンライン販売が増収を支えた一方、販管費の伸びが営業利益を押し下げました。通期計画に対する利益進捗、出店後の既存店・店舗当たり売上、営業CFの回復を次の確認点とします。
出典
「2027年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)」、西松屋チェーン、2026年10月1日。