コロワイド(7616)の決算主要指標事業利益52.46億円、IFRS営業利益51.31億円、EBITDA115.20億円、税引前利益27.15億円を区別する。通期の事業利益予想160.38億円は、IFRS営業利益の進捗計算には使えない。コロワイド(7616)2027年3月期中間期売上収益 1,736.23億円営業利益 51.31億円親会社帰属純利益 8.88億円基本的EPS 2.79円カフェ買収後の費用負担と、税引前利益の減少を確認kabutrack.com

決算サマリー

項目 当期実績 前年同期 増減率 通期会社予想 進捗率
売上収益 1,736.23億円 1,414.67億円 +22.7% 3,516.42億円 49.4%
営業利益 51.31億円 50.48億円 +1.6% 非開示 ―
税引前利益 27.15億円 32.33億円 -16.0% 非開示 ―
親会社帰属純利益 8.88億円 12.67億円 -29.9% 26.70億円 33.3%
EPS 2.79円 6.64円 -58.0% 19.56円 ―

金額は短信の百万円表示を億円へ換算。純利益は親会社帰属分を使用し、EPSは基本的1株当たり利益を示す。増減率は会社開示値を優先する。進捗率は同じ利益定義の実績と通期予想だけを比べた単純計算で、季節性を調整した予測ではない。

事業利益52.46億円、IFRS営業利益51.31億円、EBITDA115.20億円、税引前利益27.15億円を区別する。通期の事業利益予想160.38億円は、IFRS営業利益の進捗計算には使えない。

セグメント

事業・区分 当期売上 前年売上 増減率 当期利益 前年利益
(株)コロワイドMD 18.96億円 14.58億円 +30.0% 26.28億円 25.38億円
(株)アトム 155.29億円 150.10億円 +3.5% 2.60億円 -1.56億円
(株)レインズインターナショナル 434.23億円 426.82億円 +1.7% 14.66億円 19.20億円
カッパ・クリエイト(株) 364.44億円 366.95億円 -0.7% -11.07億円 8.50億円
(株)大戸屋ホールディングス 204.75億円 177.12億円 +15.6% 7.68億円 9.58億円
SeagrassHoldcoPtyLtd 137.85億円 67.62億円 +103.9% 13.93億円 8.30億円
C-United(株) 190.79億円 0.00億円 ― 13.05億円 0.00億円
その他 229.91億円 211.49億円 +8.7% 6.86億円 5.61億円

外部顧客への売上高。利益は会社のセグメント利益であり、全社費用等の調整を区別する。

セグメント利益の合計73.99億円と全社の営業利益51.31億円との差額は-22.68億円。全社費用や消去等の調整を含むため、個々の事業利益をそのまま全社利益とみなさない。

財務安全性

総資産3,774.15億円、純資産・資本合計931.44億円。自己資本比率・親会社帰属持分比率は22.3%。資産評価や利益の蓄積を含む資本の厚さと、営業活動の資金収支は分けて確認する。

営業CFは168.54億円、投資CFは-470.62億円、財務CFは-39.42億円。現金同等物の残高は290.52億円。営業・投資CFの単純合計は-302.08億円だが、投資CFには設備取得のほか資産売却や有価証券の取得等も含まれる。

定量評価

EPSは当期2.79円、前年同期6.64円で、変化は-58.0%。営業利益率は3.0%。

ROICと発表時点のPERは、統一した投下資本・税率や同時点株価を用いた比較を行っていない。開示された利益と資金収支の範囲で評価する。

ポジティブ要因

売上収益は1,736.23億円、前年同期比+22.7%。営業利益は51.31億円(+1.6%)だった。

リスク要因

買収による規模拡大と既存ブランドの採算を分ける必要がある。食材・人件費と販促、海外の需要、のれんや借入・リース負担を確認し、事業利益とIFRS営業利益を区別する。

業界動向との関連

コロワイドでは、C-Unitedの連結が売上を押し上げ、大戸屋などの既存店も伸びた。事業別の売上と採算が同じ方向に動くかが、小売業という業種全体の印象よりも今回の数字を理解する手掛かりになる。

株価への示唆

コロワイドの決算を評価する際は、当期の営業利益51.31億円から、次の期間の利益と資金回収がどう変化するかを確かめる。営業CF168.54億円は利益と異なる動きも示すため、債権・在庫・債務の増減と合わせて収益の質を確認する。業績の改善が確認できても、発表前の期待や価格に織り込まれていれば、株価が同じ方向に動くとは限らない。

今期の総括

事業利益52.46億円、IFRS営業利益51.31億円、EBITDA115.20億円、税引前利益27.15億円を区別する。通期の事業利益予想160.38億円は、IFRS営業利益の進捗計算には使えない。

来期見通し

通期会社予想は売上収益3,516.42億円、親会社帰属純利益26.70億円、EPS19.56円。

配当の会社開示は、期末予想 5.00円、年間予想 5.00円、中間実績 0.00円。

総合判断

中立。 会社計画への進捗と、利益が資金回収を伴うかを次の開示で確かめる。

出典