決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 338.90億円 | 312.71億円 | +8.4% | 342.50億円 | 該当なし |
| 営業利益 | 6.87億円 | 1.88億円 | +264.5% | 9.50億円 | 該当なし |
| 経常利益 | 6.97億円 | 3.16億円 | +120.9% | 9億円 | 該当なし |
| 純利益 | 0.46億円 | -3.45億円 | 黒字転換 | 4.30億円 | 該当なし |
| EPS | 4.41円 | -32.94円 | 黒字転換 | 41.04円 | 該当なし |
通期決算では会社計画欄に次期予想を置いているため、進捗率は該当なしとしています。会社予想が非開示の項目は、決算短信上で通期予想が確認できないため該当なしとしています。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | 黒字転換 | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| ROE | 0.4% | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 簡易ROIC +1.6% | 営業利益と総資産 | 税率30%仮定、総資産ベースの簡易値です。厳密な投下資本ベースではありません。 |
| PER推移 | 未算定 | 市場株価データ要確認 | PERは株価とEPSが必要なため、Yahoo!ファイナンス等の市場データ確認後に算定します。 |
営業利益率は2%、総資産経常利益率は2.3%です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。
ポジティブ要因
営業利益の変化
営業利益は6.87億円、前年比は+264.5%です。本業の採算とコスト環境を追加確認する必要があります。
売上規模の確認
売上高は338.90億円、前年比は+8.4%です。売上が伸びている場合でも、利益率とキャッシュ創出が伴っているかを合わせて見る必要があります。
財務基盤
自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は38.7%、純資産は122.85億円です。財務安全性を判断する際は、利益水準だけでなく資本の厚みも確認します。
リスク要因
利益率とキャッシュのずれ
営業キャッシュ・フローは訂正後で18.26億円です。訂正前の10.19億円から増加し、本業の資金創出はより強く見えます。一方、投資キャッシュ・フローも-11.84億円へ訂正されており、固定資産取得などの投資負担を合わせて見る必要があります。
販売数量・コスト前提の変動
次期または通期予想は売上高342.50億円、営業利益9.50億円です。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。販売数量、為替、原材料費、人件費、案件進捗の変化には注意が必要です。
市場評価の変動可能性
決算数値は営業利益と営業CFの改善が前向きですが、純利益は0.46億円にとどまり、ROEも0.4%です。市場評価では、営業利益の回復が来期純利益と資本効率の改善につながるかが焦点になります。
財務安全性
財務安全性では、総資産300.87億円、純資産122.85億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率38.7%を確認します。訂正後のキャッシュ・フローは営業CF18.26億円、投資CF-11.84億円、財務CF-6.08億円、現金及び現金同等物の期末残高51.11億円です。訂正は営業CFと投資CFの科目間の入り繰りで、期末現金残高は変わっていません。
業界動向との関連
業界全体との比較には、同業他社の同時期決算や市場統計の確認が必要です。今回の記事では対象企業の決算短信を主資料とし、業界平均との差やシェア変化は断定せず、売上・営業利益・会社予想を中心に整理します。
株価への示唆
株価への示唆は条件付きで見る必要があります。営業利益の改善と訂正後の営業CF18.26億円は評価の下支え要因になります。一方、純利益は小さく、来期予想の純利益4.30億円を達成できるかはまだ確認が必要です。追加の市場データ確認が必要なため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
今期は売上高338.90億円(+8.4%)、営業利益6.87億円(+264.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益0.46億円という内容でした。営業利益と純利益の方向が異なる場合は、特別損益や税効果を分けて確認することが重要です。本業の収益力とは異なる要因が含まれていないかを確認する必要があります。
来期見通し
来期または通期見通しでは、売上高342.50億円、営業利益9.50億円、経常利益9億円、純利益4.30億円、EPS41.04円が示されています。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。増収増益計画であっても、販売数量、為替、コスト、投資負担が変われば達成難易度は変わります。
総合判断
総合判断は中立です。判断の根拠は、売上高338.90億円、営業利益6.87億円、純利益0.46億円、訂正後の営業CF18.26億円という主要数値と、自己資本比率38.7%のバランスです。次回は営業利益率、EPS、ROIC、PERに加えて、投資CFの増加が一時的かどうかを確認します。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、エステールHD、開示日: 2026-05-15
- 「(訂正・数値データ訂正)「2026 年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について」、エステールHD、開示日: 2026-06-08
2026年6月8日の訂正開示は、連結キャッシュ・フロー計算書の科目間の入り繰りを訂正するものです。訂正後は営業CF18.26億円、投資CF-11.84億円、財務CF-6.08億円、現金及び現金同等物の期末残高51.11億円です。