セブン工 7896 2027年3月期第1四半期決算 売上高39.25億円(+1.9%) 営業利益: -0.62億円 売上高: 39.25億円 リスク: 原材料・エネルギー価格 受注採算・案件進捗 kabutrack.com

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高39.25億円38.50億円+1.9%167.65億円23.4%
営業利益-0.62億円0億円赤字転落1.35億円-45.9%
経常利益-0.51億円0.05億円赤字転落1.10億円-46.4%
純利益-0.61億円-0.07億円赤字拡大0.45億円-135.6%
EPS-13.83円-1.78円赤字拡大10.08円-137.2%

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

セグメント

内装建材は売上高21.74億円、セグメント損失0.50億円となった。階段製品の協業量産は立ち上がったが、資源高に対する価格改定の遅れが採算を圧迫した。木構造は売上17.48億円、損失0.13億円で、新ラインの改善と受注増は進んだものの、全社黒字化には届かなかった。

財務安全性

財務安全性では、総資産110.22億円、純資産59.89億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率54.3%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF非開示、投資CF非開示、財務CF非開示、現金及び現金同等物の期末残高非開示です。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率赤字拡大当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は-1.6%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。

ポジティブ要因

木構造の生産改善

木構造では新ラインの機械調整や人員配置を見直し、受注も好調を維持した。前年同期比で売上は増えたが、セグメント損失が残っており、改善効果の定着は次四半期以降の確認事項である。

売上規模の確認

売上高は39.25億円、前年比は+1.9%です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。

財務基盤

自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は54.3%、純資産は59.89億円です。資本の厚みは確認できますが、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

営業キャッシュ・フローは非開示です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。

資材高と価格転嫁の遅れ

資源価格の上昇幅が想定を超え、販売価格改定には時間差が生じている。通期営業利益予想1.35億円に対して第1四半期は0.62億円の赤字であり、下期偏重の回復を要する。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

業界動向との関連

業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。

株価への示唆

市場はまだ信用しにくい内容です。売上、利益率、キャッシュのうち少なくとも一つがはっきり改善しないと、決算を買う理由は作りにくいでしょう。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

今期は売上高39.25億円(+1.9%)、営業利益-0.62億円、親会社株主に帰属する当期純利益-0.61億円という内容でした。ここで見たいのは、きれいな増収コメントではなく営業利益の質です。営業利益と純利益の方向が異なる場合は、特別損益や税効果を分けて読みます。本業の収益力とは異なる要因が混じると、株価の評価は長続きしません。

来期見通し

来期または通期見通しでは、売上高167.65億円、営業利益1.35億円、経常利益1.10億円、純利益0.45億円、EPS10.08円が示されています。会社予想は前提です。増収計画より、営業利益率と営業CFがその計画に届く形になっているかを次の開示で確認します。

総合判断

総合判断は弱気。判断の根拠は、売上高39.25億円、営業利益-0.62億円、純利益-0.61億円という決算短信上の主要数値と、確認できる財務指標のバランスです。次回は営業利益率、営業CF、EPS、ROIC、PERを同じ方向で確認したいところです。数字がそろうまでは、市場はまだ少し距離を置きます。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)」、セブン工、開示日: 2026-07-31