1. 投資判断サマリー

TAKARA & COMPANYは、プライム(内国株式)に属するその他製品の銘柄です。直近の材料だけで評価を固定せず、業績の方向、利益率、キャッシュ・フロー、財務安全性、株主還元を同じ順番で確認するページとして整理します。

項目内容
更新日2026年7月8日
総合評価★★★☆☆(中立)
一言サマリー2026年5月期は売上高311.54億円、営業利益44.20億円と増収営業増益。前期の固定資産売却益剥落で純利益は33.82億円に減ったが、2027年5月期は年間配当180円を計画する。

2. 最新決算サマリー

基準にしたローカル情報は、2026-07-08開示の「TAKARA&CO|営業利益9.2%増、純利益は一時益剥落|2026年5月期通期決算」です。ここでは直近実績、前年比・変化、会社予想の有無を先に確認します。

項目直近実績前年比・変化会社予想・補足見方
売上高311.54億円+5.0%342.00億円ディスクロージャー関連と通訳・翻訳の両方が増収。
営業利益44.20億円+9.2%49.00億円売上成長を上回る伸びで、営業利益率は14.2%へ改善。
経常利益45.84億円+8.1%非開示金融収支込みでも増益基調を維持。
純利益33.82億円-17.0%35.00億円前期固定資産売却益の反動で減益、来期は小幅増益計画。
EPS261.92円-16.6%271.16円2027年5月期の予想EPSは271.16円。

数字だけを見ると、売上は「311.54億円(+5.0%)」、営業利益は「44.20億円(+9.2%)」です。純利益の減少は本業悪化というより、前期の固定資産売却益剥落の影響が大きい内容です。2027年5月期見通しでは、売上高342.00億円、営業利益49.00億円、純利益35.00億円、EPS271.16円が示されています。

3. 今回の決算で注目するポイント

今回の決算は、見出しの増減だけでなく、収益の質と財務余力を分けて見る必要があります。

確認点今回の状況判断材料
売上の方向311.54億円(+5.0%)ディスクロージャー関連はジェイ・トラスト連結や株主総会招集通知、統合報告書が支え。
利益の方向営業利益44.20億円(+9.2%)セグメント利益はディスクロージャー関連+12.6%、通訳・翻訳+20.6%。
キャッシュ営業CF37.63億円、投資CF-30.60億円オフィスビル取得等で投資流出が大きく、増配との両立を確認します。
財務安全性自己資本比率76.2%、現金同等物175.90億円財務余力は厚いが、M&Aや設備投資のROIC説明が重要になります。
会社予想2027年5月期は売上高342.00億円、営業利益49.00億円、純利益35.00億円増収増益計画と年間180円配当の持続性を見ます。

4. 投資判断のポイント

このセクションは、次回以降の決算でも繰り返し見るポイントです。単発の好材料より、同じ指標が継続して改善しているかを重視します。

論点なぜ見るか確認したい変化
売上と利益の連動増収でも利益率が下がる場合、評価は強まりにくくなります。営業利益率と粗利率の方向を確認する
キャッシュ創出会計上の利益だけでは、投資や運転資金の負担を見落とします。営業CFと投資CFのバランスを見る
会社計画会社予想は前提条件に左右されます。進捗率、修正有無、前提の現実性を追う
株主還元2027年5月期の年間予想は180.00円です。会社予想、配当性向66.4%・DOE7.6%見込み利益水準、営業CF、成長投資との両立を確認します。

5. リスク要因

リスク内容
需要変動顧客需要や市況が弱含むと、売上と稼働率が下振れる可能性があります。
コスト上昇原材料、人件費、物流費、外注費の上昇は利益率の重荷になります。
計画未達会社予想の前提が崩れると、利益成長や還元期待が後退する可能性があります。
市場評価決算数値が改善しても、事前期待との差や需給によって株価反応は変わります。

6. 総合評価

ここでは売買判断ではなく、TAKARA & COMPANYを見るための評価軸を整理します。

観点評価
強みディスクロージャー関連と通訳・翻訳の両セグメントが増収増益で、自己資本比率76.2%と現金同等物175.90億円の財務余力も厚い。
懸念点純利益は前期一時益の反動で減少し、投資CFも30.60億円の流出。AI対応やM&A投資の採算確認が必要です。
次に見るポイント営業利益率、営業CF、2027年5月期予想の達成度、年間180円配当と成長投資の両立を確認します。

TAKARA & COMPANYは、開示高度化とAI活用を追い風に営業利益を伸ばしている一方、ここからは還元強化だけでなく投資採算も見られる局面です。現時点では中立評価。次回は、営業利益率と営業CF、ROIC重視のM&Aが数字で説明できるかを優先して見ます。

7. 投資評価(星評価・レーダーチャート)

投資評価は、成長性、収益性、財務、配当、安定性の5軸で整理します。星評価は直近ローカル開示、プロフィール、還元データをもとにした確認用の目安です。

評価軸星評価コメント
成長性★★★☆☆売上や需要の伸び、会社計画の方向を確認します。
収益性★★★★☆営業利益率14.2%と両セグメントの増益を評価します。
財務★★★★☆自己資本比率、現預金、営業CF、有利子負債を確認します。
配当★★★★☆配当方針と利益・キャッシュの裏付けを確認します。
安定性★★★☆☆需要のぶれ、景気感応度、事業基盤の継続性を確認します。
時間軸見方
短期2027年5月期の増収営業増益計画が、四半期ごとにどの程度進むかを確認します。
中期AI実装、電子化商材、統合報告書支援、AI通訳が営業利益率を押し上げるかを見ます。
長期ROIC重視のM&Aと年間180円配当を、営業CFで無理なく支えられるかを確認します。
成長性 収益性 財務 配当 安定性 5軸評価:成長性3、収益性4、財務4、配当4、安定性3

出典

  • TAKARA&CO|営業利益9.2%増、純利益は一時益剥落|2026年5月期通期決算、開示日: 2026-07-08
  • 企業プロフィール: TAKARA & COMPANY(7921)の基本情報
  • 配当データ: ローカル配当JSONに記録された会社開示ベースの配当情報