前澤化成工業株式会社 7925 2009年3月期第3四半期決算 売上高175.23億円 営業利益: -0.44億円 売上高: 175.23億円 リスク: 原材料・エネルギー価格 在庫評価・回転

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高175.23億円非開示非開示236億円74.2%
営業利益-0.44億円非開示非開示-0.10億円該当なし
経常利益1.52億円非開示非開示1.70億円89.4%
純利益-3.97億円非開示非開示0.40億円-992.5%
EPS-25.55円非開示非開示2.56円-998.0%

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率非開示当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は-0.3%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。

ポジティブ要因

営業利益の変化

営業利益は-0.44億円です。赤字が残る決算では、売上成長より固定費吸収と採算の確認が先になります。

売上規模の確認

売上高は175.23億円、前年比は非開示です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。

財務基盤

自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は81.9%、純資産は337.72億円です。ここが薄い会社では、赤字の大小よりも赤字が何四半期続けられるかを市場は見ます。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

営業キャッシュ・フローは非開示です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。

販売数量・コスト前提の変動

次期または通期予想は売上高236億円、営業利益-0.10億円です。計画を見る時は、売上前提よりも営業利益率の前提を先に疑います。販売数量、為替、原材料費、人件費、案件進捗のどれかが崩れると、利益の薄い会社ほどすぐ数字に出ます。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

財務安全性

財務安全性では、総資産411.34億円、純資産337.72億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率81.9%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF非開示、投資CF非開示、財務CF非開示、現金及び現金同等物の期末残高非開示です。

業界動向との関連

業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。

株価への示唆

市場はまだ信用しにくい内容です。売上、利益率、キャッシュのうち少なくとも一つがはっきり改善しないと、決算を買う理由は作りにくいでしょう。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

今期は売上高175.23億円、営業利益-0.44億円、親会社株主に帰属する当期純利益-3.97億円という内容でした。ここで見たいのは、きれいな増収コメントではなく営業利益の質です。営業利益と純利益の方向が異なる場合は、特別損益や税効果を分けて読みます。本業の収益力とは異なる要因が混じると、株価の評価は長続きしません。

来期見通し

来期または通期見通しでは、売上高236億円、営業利益-0.10億円、経常利益1.70億円、純利益0.40億円、EPS2.56円が示されています。会社予想は前提です。増収計画より、営業利益率と営業CFがその計画に届く形になっているかを次の開示で確認します。

総合判断

総合判断は弱気。判断の根拠は、売上高175.23億円、営業利益-0.44億円、純利益-3.97億円という決算短信上の主要数値と、確認できる財務指標のバランスです。次回は営業利益率、営業CF、EPS、ROIC、PERを同じ方向で確認したいところです。数字がそろうまでは、市場はまだ少し距離を置きます。

訂正開示の反映

前澤化成工業株式会社は2009-02-12に「(訂正・数値データ訂正あり)「平成21年3月期 第3四半期決算短信」の一部訂正について」を開示したため、この記事は訂正後の内容を反映しています。

訂正箇所訂正前訂正後
(2) 連結財政状態総資産純資産自己資本比率 1株当たり純資産百万円百万円 % 円銭 21年3月期第3四半期 41,134 33,772 81.9 2,167.78 20年3月期 41,841 35,105 83.7 2,252.87総資産純資産自己資本比率 1株当たり純資産百万円百万円 % 円銭 21年3月期第3四半期 41,148 33,772 81.9 2,167.78 20年3月期 41,841 35,105 83.7 2,252.87 2ページ定性的情報・財務諸表等
2ページ / 定性的情報・財務諸表等 / 2.連結財政状態に関する定性的情報当第3四半期連結会計期間末の資産は主に、投資有価証券の売却による現金預金とたな卸資産の増加により流動資産が増えたものの、有形固定資産の減価償却や投資有価証券の減損により前連結会計年度末に比べ7億7百万円減少し411億34百万円となりました。 負債は、主に、原材料高騰による支払手形及び買掛金などが増加したことにより前連結会計年度末に比べ6億25百万円増加し、73億61百万円となりました。 純資産は、評価・換算差額等の減少や四半期純損失、…当第3四半期連結会計期間末の資産は主に、投資有価証券の売却による現金預金とたな卸資産の増加により流動資産が増えたものの、有形固定資産の減価償却や投資有価証券の減損により前連結会計年度末に比べ6億92百万円減少し411億48百万円となりました。 負債は、主に、原材料高騰による支払手形及び買掛金などが増加したことにより前連結会計年度末に比べ6億39百万円増加し、73億75百万円となりました。 純資産は、評価・換算差額等の減少や四半期純損失…
4ページ5.四半期連結財務諸表 (1)四半期連結貸借対照表 (単位:千円) 前連結会計年度末に係る当第3四半期連結会計期間末要約連結貸借対照表 (平成20年12月31日) (平成20年3月31日)5.四半期連結財務諸表 (1)四半期連結貸借対照表 (単位:千円) 前連結会計年度末に係る当第3四半期連結会計期間末要約連結貸借対照表 (平成20年12月31日) (平成20年3月31日)
5ページ(単位:千円) 前連結会計年度末に係る当第3四半期連結会計期間末要約連結貸借対照表 (平成20年12月31日) (平成20年3月31日) 負債の部流動負債(単位:千円) 前連結会計年度末に係る当第3四半期連結会計期間末要約連結貸借対照表 (平成20年12月31日) (平成20年3月31日) 負債の部流動負債

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「平成21年3月期 第3四半期決算短信」、前澤化成工業株式会社、開示日: 2009-02-10
  • 「(訂正・数値データ訂正あり)「平成21年3月期 第3四半期決算短信」の一部訂正について」、前澤化成工業株式会社、開示日: 2009-02-12