決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 通期会社予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 696.00億円 | 654.01億円 | +6.4% | 1,420.00億円 | 49.0% |
| 営業利益 | 18.52億円 | 13.51億円 | +37.0% | 49.00億円 | 37.8% |
| 経常利益 | 21.38億円 | 16.63億円 | +28.6% | 53.50億円 | 40.0% |
| 純利益 | 13.44億円 | 10.05億円 | +33.8% | 35.50億円 | 37.9% |
| EPS | 38.13円 | 27.87円 | +36.8% | 100.67円 | ― |
短信表紙は百万円表示、本文の金額は億円へ換算。CFと事業別表は各原表の単位を確認して換算した。増減率は会社開示を基本とし、EPSなどの計算値は表示額からの概算。進捗率は累計実績を通期予想で割った単純計算で、季節性や下期の費用を織り込んだ予測ではない。EPSの進捗率は示さない。
セグメント
| 事業・区分 | 当期売上 | 前年売上 | 増減率 | 当期利益 | 前年利益 |
|---|---|---|---|---|---|
| 厨房 | 561.35億円 | 比較値なし | ― | 非開示 | 比較値なし |
| 浴槽・洗面 | 80.90億円 | 比較値なし | ― | 非開示 | 比較値なし |
住宅・店舗等の設備機器の単一報告セグメント内の主な部門別売上。その他を含む全社合計を網羅しない。部門別利益は非開示。
財務安全性
総資産945.32億円、純資産・資本合計614.31億円。自己資本比率・親会社帰属持分比率は65%。資産評価や利益の蓄積を含む資本の厚さと、営業活動の資金収支は分けて確認する。
営業CFは19.00億円、投資CFは-15.30億円、財務CFは-9.64億円。現金同等物の残高は188.53億円。営業・投資CFの単純合計は3.70億円だが、投資CFには設備取得のほか資産売却や有価証券の取得等も含まれる。
定量評価
EPSは当期38.13円、前年同期27.87円。増減率は+36.8%。利益総額に加えて期中平均株式数も影響する。営業利益率は2.7%、前年は2.1%。増収の大きさだけでなく、売上に対して残る利益を比較する。
単独四半期の比較では、7〜9月の売上351.10億円・営業利益7.85億円に対し、その前の4〜6月は売上344.90億円・営業利益10.67億円。累計開示の差額から求めた概数で、独立した会社予想ではない。前年同期比と異なり季節性や納入時期の影響があるため、連続的な伸びとは断定しない。
2026-09-30時点の発行済株式数は36,442,374株、自己株式は1,177,700株。期中平均株式数は35,264,711株で、EPSはこの平均株式数を基にした実績。期末株式数と期中平均は基準が異なるため、期末株式数でEPSを再計算しない。
| 指標 | 確認範囲 |
|---|---|
| EPSの前年同期比較 | +36.8% |
| ROIC | 投下資本・税率の仮定を置いた推計は行っていない |
| PER推移 | 同時点の株価と過去レンジの比較は行っていない |
会社の通期営業利益予想49.00億円に対し、累計実績との差額は30.48億円。これは会社予想から実績を引いた計算で、残る期間の独立した会社予想ではない。
ポジティブ要因
厨房は売上561.35億円で最も大きい。 営業利益は前年13.51億円から当期18.52億円へ増えた。
リスク要因
住宅着工とリフォームの需要を分け、受注から納入までの期間を確認する。商品構成と値上げ後の数量、工場稼働率が原価低減効果を維持できるかが次の焦点になる。
業界動向との関連
クリナップでは、厨房と浴槽・洗面の両部門が増収となり、中高級品の販売と原価低減で粗利益が増加した。事業別の売上と採算が同じ方向に動くかが、その他製品という業種全体の印象よりも今回の数字を理解する手掛かりになる。
株価への示唆
クリナップの決算を評価する際は、当期の営業利益18.52億円から、通期予想49.00億円へつながる受注・販売・採算の条件を確かめる。営業CF19.00億円は利益と異なる動きも示すため、債権・在庫・債務の増減と合わせて収益の質を確認する。業績の改善が確認できても、発表前の期待や価格に織り込まれていれば、株価が同じ方向に動くとは限らない。
今期の総括
中高級キッチンなどの販売と原価低減で増益。営業CF19.00億円は利益と異なる動きも示すため、債権・在庫・債務の増減と合わせて収益の質を確認する。
来期見通し
通期会社予想は売上高1,420.00億円、営業利益49.00億円、純利益35.50億円、EPS100.67円。会社予想と実績を分け、進捗の高低だけで上振れ・下振れを断定しない。 配当の会社開示は、期末予想 20.00円、年間予想 33.00円、中間実績 13.00円。実績と予想を区別し、株式分割がある場合は1株額の基準日も合わせる。会社予想
総合判断
中立。住宅着工とリフォームの需要を分け、受注から納入までの期間を確認する。材料・物流・人件費と販管費の上昇を吸収し、営業利益は売上以上に伸びた。
出典
- クリナップ 公式IR・決算資料。
- クリナップ「2027年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年11月6日開示)。