決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期 | 増減率 | 次期会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 5728.40億円 | 5346.46億円 | +7.1% | 5900億円 | 該当なし |
| 営業利益 | 1561.62億円 | 1277.53億円 | +22.2% | 非開示 | 該当なし |
| 経常利益 | 1652.77億円 | 1575.81億円 | +4.9% | 1700億円 | 該当なし |
| 純利益 | 858.17億円 | 836.96億円 | +2.5% | 930億円 | 該当なし |
| EPS | 605.77円 | 非開示 | 非開示 | 656.48円 | 該当なし |
通期実績と次期計画は比較対象が異なるため、進捗率は該当なしとした。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | 非開示 | 前期EPSを資料から確認できず | 純利益は前期比2.5%増 |
| ROE | 12.9% | 前期14.0% | 利益増加に対して株主資本も増加 |
| ROIC | 開示なし | 算定保留 | 投下資本の詳細が不足 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジ未確認 | 株価評価は別途確認が必要 |
ポジティブ要因
高い本業収益力
営業利益は前期比22.2%増の1561.62億円となり、営業利益率は27.3%へ上昇した。
増収基調
売上高は前期比7.1%増の5728.40億円となり、家庭用ゲーム事業の販売規模が拡大した。
厚い自己資本
株主資本は7002.92億円、株主資本比率は78.4%であり、財務基盤は高水準だった。
リスク要因
製品サイクル
家庭用ゲームはハードウェアとソフトウェアの発売時期、ヒットタイトルの有無で年度間の販売が振れやすい。
為替変動
海外販売の比重が高いため、円相場は円換算売上と利益に影響する。
財務安全性
総資産8933.73億円、株主資本7002.92億円、株主資本比率78.4%であり、借入依存度の低い財務構成だった。キャッシュ・フロー計算書の数値は同資料では確認できない。
業界動向との関連
家庭用ゲーム市場ではハードの普及台数とソフト供給が相互に販売を押し上げる。任天堂は自社ハードと自社IPを組み合わせられる点が収益力の源泉となる。
株価への示唆
営業利益率27.3%と厚い自己資本は評価材料となる。ただし、市場評価が続く条件は次期売上高5900億円、経常利益1700億円、純利益930億円の計画達成であり、新製品需要や為替が下振れれば利益変動も大きくなる。
今期の総括
1999年3月期は増収増益で、営業利益の伸びが売上成長を上回った。利益率と財務安全性の双方が強い決算だった。
来期見通し
会社は2000年3月期に売上高5900億円、経常利益1700億円、純利益930億円を計画した。増収増益を前提とする一方、製品販売と為替の変動が達成度を左右する。
総合判断
総合判断は強気である。営業利益が前期比22.2%増となり、株主資本比率も78.4%を確保した。次期計画の達成と製品サイクルが次の確認点となる。
出典
- 任天堂「平成11年3月期 連結決算短信」、1999年5月26日開示