任天堂 7974 2000年3月期 減収減益 純利益は前期比34.7%減 ✓ 自己資本比率81.2% ✓ 営業CF 930.53億円 ⚠ 売上高 -7.4% ⚠ 営業利益 -7.1%

決算サマリー

項目当期実績前期増減率次期会社計画進捗率
売上高5306.65億円5728.40億円-7.4%5400億円該当なし
営業利益1450.30億円1561.62億円-7.1%非開示該当なし
経常利益1083.38億円1652.77億円-34.5%1470億円該当なし
純利益560.61億円858.17億円-34.7%820億円該当なし
EPS395.73円605.77円-34.7%578.83円該当なし

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率-34.7%前期比純利益減少を反映
ROE7.7%前期12.9%資本効率は低下
ROIC開示なし算定保留投下資本の詳細が不足
PER推移市場データ未反映過去レンジ未確認株価評価は別途確認が必要

ポジティブ要因

高い財務余力

株主資本は7574.48億円、株主資本比率は81.2%へ上昇し、事業変動への耐性を維持した。

営業キャッシュ・フロー

営業CFは930.53億円の黒字で、投資CF644.76億円の支出と配当などの財務支出を内部資金で賄った。

リスク要因

利益の落ち込み

営業利益は7.1%減、経常利益は34.5%減、純利益は34.7%減となり、営業段階より下の利益減少が大きかった。

製品・為替変動

家庭用ゲームの製品サイクルと海外売上の為替換算が、売上高と利益を大きく動かす。

財務安全性

総資産9333.74億円、株主資本7574.48億円、株主資本比率81.2%である。営業CF930.53億円、期末現金同等物5940.62億円を確保し、財務安全性は高い。

業界動向との関連

家庭用ゲーム市場はハードの世代交代とソフト供給の影響が大きい。自社IPとハードを持つ強みがある一方、移行期には販売と利益が変動しやすい。

株価への示唆

自己資本比率81.2%は下支え材料だが、利益は減少した。次期計画の純利益820億円へ回復する場合は評価改善につながり得る一方、製品需要や為替が崩れれば回復は遅れる。

今期の総括

2000年3月期は減収減益で、特に経常利益と純利益の減少が大きかった。財務基盤と営業キャッシュ創出力は維持した。

来期見通し

会社は2001年3月期に売上高5400億円、経常利益1470億円、純利益820億円を計画した。利益回復を前提とする計画であり、製品販売と為替が達成条件となる。

総合判断

総合判断は中立である。減収減益に対して財務安全性は高く、次期利益回復計画の達成度を確認する局面と判断する。

出典

  • 任天堂「平成12年3月期 決算短信(連結)」、2000年5月26日開示