任天堂 決算の要点2027年3月期第2四半期(中間期)。営業利益49.1%増、売上12.1%減。売上高 9,660.41億円。営業損益 2,165.00億円。主な確認点は会社計画と資金回収。 任天堂7974 | 2027年3月期第2四半期(中間期) 営業利益49.1%増、売上12.1%減 売上高 9,660.41億円 営業損益 2,165.00億円 確認点:家庭用レジャー機器の製造・販売の収益性を追う2026年11月5日公表の会社開示に基づくkabutrack.com

決算サマリー

項目 当期実績 前年同期 増減率 会社計画 進捗率
売上高 9,660.41億円 10,995.65億円 -12.1% 20,500.00億円 47.1%
営業利益 2,165.00億円 1,451.81億円 +49.1% 3,700.00億円 58.5%
経常利益 3,006.76億円 2,360.40億円 +27.4% 4,300.00億円 69.9%
純利益 2,209.17億円 1,989.36億円 +11.0% 3,100.00億円 71.3%
EPS 191.63円 170.87円 +12.1% 268.90円 算定対象外

前年同期は今回の短信の比較欄に基づく累計値。金額は開示単位から億円に換算し、増減率は会社開示値を優先した。中間・四半期の実績を単独四半期の数字とは扱わない。

セグメント

今回の短信では事業別の売上・利益の金額を確認できない。全社利益を個別事業に配分していない。

財務安全性

総資産は39,364.80億円、純資産は29,835.41億円。自己資本比率は75.8%だった。今回の短信にはキャッシュ・フロー計算書の金額を掲載していない。営業利益だけで資金回収の状況までは判断できない。 流動比率や有利子負債の比較はここでは算定していない。

定量評価

指標 直近実績・扱い 判断の範囲
EPS成長率 +12.1% EPS 170.87円から191.63円への変化
ROIC 今回の短信に直接記載なし 税率・投下資本の統一前提がそろわないため独自推計は行わない
PER推移 算定保留 同時点の株価と過去レンジを照合していない
営業利益率 22.4% 累計営業利益を売上高で除した値

営業利益率とEPSは同じ意味ではない。任天堂のEPS191.63円には営業外損益や税負担、株式数の影響も入るため、営業利益2,165.00億円の変化と照合する。

ポジティブ要因

開示された利益水準

全社の営業損益は2,165.00億円、純利益は2,209.17億円。利益の残り方には差があるため、営業段階の採算と営業外・税金等の影響を切り分ける。

開示された資本水準

総資産39,364.80億円に対し、純資産は29,835.41億円。自己資本比率は75.8%だった。比率だけで投資資金や配当の余力が決まるわけではない。

リスク要因

事業ごとの回復の差

売上高9,660.41億円に対し、営業損益は2,165.00億円、親会社帰属の純損益は2,209.17億円。前年同期の営業損益1,451.81億円と比べ、利益率と最終利益の方向を分けて読む。

会社計画の読み方

家庭用レジャー機器の製造・販売の収益性を追う。通期の会社営業利益予想3,700.00億円と、開示された営業CFの方向を照合する。

配当と利益の関係

当期の会社開示は、中間実績76.00円、期末予想86.00円、年間予想162.00円。 配当の予想は確定した支払いではなく、業績と資金需要によって変わり得る。

業界動向との関連

家庭用レジャー機器の製造・販売 今回は同社の前年同期と同じ区分で比較した。他社と比べる場合も、決算月、連結範囲、部門利益の定義を合わせる必要がある。今回の増減だけから業界全体の成長率や市場シェアの変化は判断できない。

株価への示唆

会社予想EPSは268.90円。株価と同時点の市場予想を照合していないため、割安・割高や理論株価の結論は置かない。任天堂が会社計画に沿った利益を確保し、資金回収も伴えば評価材料になる。採算や回収が弱まる場合には、計画達成への慎重な見方が残る。

今期の総括

任天堂(7974)の2027年3月期第2四半期(中間期)決算は、売上高9,660.41億円(-12.1%)、営業利益2,165.00億円(+49.1%)だった。 前年同期の営業損益1,451.81億円と比べ、利益率と最終利益の方向を分けて読む。利益額の増減と、その利益がどの部門・会計項目から生じたかを分けて捉える決算である。

来期見通し

以下は今期の会社計画であり、来期の業績を示すものではない。

会社が示した通期予想は売上高20,500.00億円、営業利益3,700.00億円、純利益3,100.00億円、EPS268.90円。第2四半期までの累計値と通期計画を比べている。予想修正の有無と達成可能性は別の論点であり、進捗率は季節性や下期費用を調整した値ではない。

総合判断

総合判断は中立。営業利益49.1%増、売上12.1%減という結果に対し、次の焦点は会社計画の利益確保と資金回収である。当期の会社開示は、中間実績76.00円、期末予想86.00円、年間予想162.00円。

出典

  • 任天堂 公式IR:2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)、2026年11月5日公表。