決算サマリー
2026年4月1日〜9月30日の連結累計です。純利益は親会社株主・所有者への帰属利益です。会社計画は最新の通期予想で、進捗率は季節性や一時損益を調整していません。金額は億円へ換算し、増減率は換算前の開示額から計算しています。
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 収益 | 104,104.23億円 | 86,378.43億円 | +20.5% | 非開示 | 該当なし |
| 税引前利益 | 8,158.38億円 | 4,584.72億円 | +77.9% | 非開示 | 該当なし |
| 純利益 | 6,196.96億円 | 3,557.96億円 | +74.2% | 12,000.00億円 | 51.6% |
| EPS | 169.21円 | 91.87円 | +84.2% | 330.43円 | 51.2% |
セグメント
| 事業区分 | 当期売上・収益 | 前年同期 | 当期親会社株主・所有者帰属利益 | 前年同期利益・損失 |
|---|---|---|---|---|
| エネルギー&パワーソリューション | 24,104.53億円 | 20,482.10億円 | 1,901.24億円 | 1,053.43億円 |
| マテリアルソリューション | 19,832.44億円 | 17,754.12億円 | 285.41億円 | 213.57億円 |
| 金属資源 | 27,139.28億円 | 17,063.37億円 | 1,358.28億円 | 466.03億円 |
| 社会インフラ | 3,078.81億円 | 4,077.98億円 | 666.28億円 | 437.60億円 |
| モビリティ | 4,743.30億円 | 3,482.80億円 | 593.49億円 | 400.39億円 |
| 食品産業 | 13,006.33億円 | 11,008.19億円 | 448.74億円 | 356.94億円 |
| S.L.C. | 12,149.41億円 | 12,447.55億円 | 767.70億円 | 526.83億円 |
| その他及び調整・消去 | 50.13億円 | 62.32億円 | 175.82億円 | 103.17億円 |
収益は会社開示のセグメント別収益です。利益は当社所有者に帰属する中間純利益で、営業利益ではありません。7グループ体制へ組み替え、前年利益は会社が比較情報として示した社内金利賦課制度見直し反映後の値を使用しています。全社の前年純利益は変わりません。
財務安全性
総資産242,575.73億円、純資産・資本合計105,201.46億円、親会社所有者帰属持分比率40.4%です。営業CF9,912.76億円、投資CF-11,280.21億円、財務CF-2,104.60億円、期末現金同等物14,839.95億円です。
定量評価
| 指標 | 確認値 | 比較条件 |
|---|---|---|
| EPS成長率 | +84.2% | 基本的EPSの前年同期比 |
| 営業利益率 | 営業利益を独立開示していないため算定しない | 連結累計 |
| ROIC | 今回の短信に開示なし | 投下資本・税率の推定で補完しない |
| PER推移 | 同時点の市場データ未確認 | 株価の割安・割高は評価していない |
会社が開示していない営業利益率は計算せず、税引前利益・所有者帰属利益とCFを確認します。
ポジティブ要因
エネルギー&パワーソリューションの所有者帰属利益は1901.24億円、金属資源は1358.28億円となりました。全社の売上総利益は9735.56億円、持分法投資損益は2879.88億円へ増え、資源市況や投資先の損益が全社の利益を支えています。
リスク要因
有価証券損益1049.48億円には、エム・シー・ヘルスケアHDの売却関連益や千代田化工建設の持分法適用会社化に伴う再評価益が含まれます。金融費用は1145.20億円へ増加しました。市況上昇と資産入替えの利益を、すべて継続的な事業成長とみなすことはできません。
業界動向との関連
総合商社の利益は、市況、持分法適用会社の損益、受取配当、資産売却などが組み合わさります。同社の短信は営業利益を独立した指標として開示していません。収益から販管費だけを差し引き、会社が開示した営業利益として扱うことは避けています。
株価への示唆
純利益の通期進捗は51.6%です。市況と資産入替えの影響を分け、投資支出後の資金収支も追います。EPSの伸びは純利益の伸びより大きく、期中平均株数の減少も影響しています。
同時点の株価や市場予想との比較は検証していません。業績の増減率をそのまま株価の変化率に置き換えることはできません。
今期の総括
営業CFは9912.76億円の収入、投資CFは1兆1280.21億円の支出で、単純合計は1367.45億円の支出です。会社独自の「営業収益CF」は運転資金の増減を除きリース負債支払を反映した別指標であり、財務会計の営業CFと同じ数字ではありません。
来期見通し
通期所有者帰属利益予想を1兆1000億円から1兆2000億円へ1000億円上方修正しました。独自指標の営業収益CF予想も1兆2500億円から1兆3800億円へ増額しています。年間配当予想125円(中間62円・期末63円)は維持し、前年110円に対して15円増配の計画です。
2028年3月期の数値予想は今回の短信には示していません。
総合判断
中立。エネルギー・金属資源の収益を取り込みつつ、各事業投資の資金回収と継続利益を拡大できるかが成長の確認軸です。純利益の増加だけでなく、一時利益を除く収益源と投資後のキャッシュ創出を確認します。
関連ページ
出典
- 三菱商事 IR資料「2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)」(2026年11月4日公表)。