決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期実績 | 増減率 | 来期会社計画 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,203億円 | 1,125億円 | +6.9% | 1,250億円 |
| 営業利益 | 31億円 | 31億円 | +0.2% | 35億円 |
| 純利益 | 22億円 | 22億円 | 0.0% | 25億円 |
| EPS | 440.48円 | 440.46円 | 0.0% | 491.11円 |
売上高営業利益率は2.6%で、商社・設備関連として低マージンだが安定している。
定量評価
EPS成長率は横ばい、ROEは8.1%、自己資本比率は46.4%である。営業CFは30億円の黒字、現金及び現金同等物は129億円だった。2026年5月12日観測の株価4,525円に対し、来期予想EPSでみたPERは約9.2倍である。
ポジティブ要因
売上拡大
売上高は6.9%増で、商材・設備需要が一定程度拡大した。
来期増益計画
来期営業利益は35億円、14.1%増を計画する。
財務の安定
自己資本比率は46.4%で、中位ながら安定した水準である。
リスク要因
利益横ばい
売上増にもかかわらず営業利益は0.2%増にとどまり、採算改善が課題である。
低マージン
営業利益率は2.6%で、原価や販管費の変動を受けやすい。
設備投資サイクル
機械・設備関連需要は景気循環の影響を受ける。
財務安全性
総資産は626億円、純資産は295億円、自己資本比率は46.4%で中位の上限に近い。営業CFは30億円の黒字で、財務CFはマイナス10億円だった。財務は安定的と考えられる。
業界動向との関連
産業機械・建設関連商社は設備投資、建設投資、物流需要に左右される。当該業界は景気循環の影響を強く受けるため、業績は一定ではありません。
株価への示唆
株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 7倍 | 491.11円 | 3,438円 |
| 中立 | 9倍 | 491.11円 | 4,420円 |
| 強気 | 11倍 | 491.11円 | 5,402円 |
現在株価は中立シナリオ付近である。来期営業利益の二桁増が進む場合は上振れ余地がある一方、利益横ばいが続く場合は下振れる可能性がある。
今期の総括
2026年3月期は増収ながら利益は横ばいで、量の拡大が利益率改善につながりきらなかった。来期増益計画の実現性が焦点である。
来期見通し
2027年3月期は売上高1,250億円、営業利益35億円、純利益25億円を計画する。設備投資需要と採算改善が前提となる。
総合判断
総合判断は中立である。財務は安定しているが、今期利益は横ばいだった。次は売上増が営業利益率改善につながるかを確認したい。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- ナラサキ産業株式会社「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月12日開示