決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 6.70億円 | 7.31億円 | -8.4% | 未定 | 該当なし |
| 営業利益 | -1.29億円 | -0.90億円 | 赤字拡大 | 未定 | 該当なし |
| 経常利益 | -1.45億円 | -0.71億円 | 赤字拡大 | 未定 | 該当なし |
| 純利益 | -1.47億円 | -0.73億円 | 赤字拡大 | 未定 | 該当なし |
| EPS | 非開示 | 非開示 | 非開示 | 非開示 | 該当なし |
会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。
セグメント
きもの事業は売上高1.56億円(前年同期比2.0%減)、営業損失0.11億円、ファッション事業は売上高3.29億円(同6.8%減)、営業利益0.03億円、マテリアル事業は売上高1.71億円(同17.0%減)、営業損失0.06億円でした。その他は売上高0.12億円(同10.0%増)、投資事業の初期費用により営業損失0.48億円となっています。
財務安全性
財務安全性では、総資産58.55億円、純資産51.89億円、自己資本比率88.6%を確認します。新株予約権の行使で資本が増えた一方、投資実行により現金及び預金は20.01億円減少しました。四半期キャッシュ・フロー計算書は開示されていません。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | 非開示 | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| ROE | 非開示 | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は-19.3%です。既存3事業の営業損失は合計0.14億円まで縮小しましたが、投資事業を含むその他と全社費用が赤字拡大の主因です。
ポジティブ要因
営業利益の変化
既存の報告3事業の営業損失は0.14億円となり、前年同期の0.44億円から縮小しました。ファッション事業は営業黒字へ転換しています。
売上規模の確認
売上高は6.70億円、前年同期比8.4%減でした。粗利率は33.5%から37.0%へ改善しており、既存事業では売上減少下でも採算改善が見られます。
財務基盤
自己資本比率は88.6%、純資産は51.89億円です。ただし、新規投資に伴って現預金が大きく減少しており、資本比率だけでなく投資回収と資金繰りを継続確認する必要があります。
リスク要因
利益率とキャッシュのずれ
営業キャッシュ・フローは非開示です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。
販売数量・コスト前提の変動
次期または通期予想は売上高非開示、営業利益非開示です。計画を見る時は、売上前提よりも営業利益率の前提を先に疑います。販売数量、為替、原材料費、人件費、案件進捗のどれかが崩れると、利益の薄い会社ほどすぐ数字に出ます。
市場評価の変動可能性
決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。
業界動向との関連
業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。
株価への示唆
中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
今期は売上高6.70億円(8.4%減)、営業損失1.29億円、純損失1.47億円でした。既存事業の採算改善は確認できるものの、新規投資の初期費用と資金調達費用を吸収できておらず、連結黒字化には距離があります。
来期見通し
2027年3月期の連結業績予想は未定です。暗号資産価格、電力コスト、投資回収時期などの変動が大きく、合理的な算定が困難としています。
総合判断
総合判断は弱気。既存事業の粗利率改善は前向きですが、新規投資の費用先行で営業赤字が拡大し、通期予想も未定です。次回は投資事業の収益化、現預金の推移、既存事業の黒字定着を確認したいところです。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、BitcoinJPN、開示日: 2026-08-10