決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期実績 | 増減率 | 来期会社計画 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 130億円 | 128億円 | +2.1% | 131億円 |
| 営業利益 | 1.9億円 | 3.1億円 | -37.4% | 2.2億円 |
| 純利益 | 1.9億円 | 4.1億円 | -54.6% | 2.3億円 |
| EPS | 102.43円 | 225.75円 | -54.6% | 126.04円 |
営業利益率は1.5%で、収益性は低下した。
定量評価
EPS成長率は54.6%減、ROEは2.6%、自己資本比率は58.4%である。営業CFは7.1億円の黒字、現金及び現金同等物は17.8億円だった。2026年5月12日観測の株価1,350円に対し、来期予想EPSでみたPERは約10.7倍である。
ポジティブ要因
売上増加
売上高は2.1%増で、需要は小幅ながら維持された。
財務安全性
自己資本比率は58.4%で、財務面は比較的安定している。
来期回復計画
来期は営業利益11.6%増、純利益23.0%増を計画する。
リスク要因
利益率低下
営業利益率は1.5%にとどまり、採算改善が大きな課題である。
低ROE
ROEは2.6%で、資本効率は低い。
消費需要
服飾雑貨は天候、消費マインド、店舗流通の影響を受ける。
財務安全性
総資産は127億円、純資産は74億円、自己資本比率は58.4%で高い。営業CFは7.1億円の黒字で、投資CFと財務CFを吸収している。収益性は課題だが、財務面の余力はある。
業界動向との関連
服飾雑貨はインバウンド、百貨店・専門店販売、EC、季節要因の影響を受ける。需要が伸びても値引きやコスト増があると利益率は改善しにくい。
株価への示唆
株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 8倍 | 126.04円 | 1,008円 |
| 中立 | 10倍 | 126.04円 | 1,260円 |
| 強気 | 12倍 | 126.04円 | 1,512円 |
現在株価は中立シナリオをやや上回る。利益率が回復する場合は評価維持の可能性がある一方、低収益が続く場合は下振れる可能性がある。
今期の総括
2026年3月期は増収でも大幅減益で、採算面の弱さが明確だった。財務は安定しているが、ROE改善には営業利益率の回復が必要である。
来期見通し
2027年3月期は売上高131億円、営業利益2.2億円、純利益2.3億円を計画する。小幅増収と利益回復を見込むが、改善幅はまだ限定的である。
総合判断
総合判断は中立である。財務安全性はあるが、利益水準とROEが低い。次は売上増よりも粗利率と販管費管理の改善を確認したい。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 川辺株式会社「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月12日開示