決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 通期会社目標 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 経常収益 | 3,599.82億円 | 3,001.08億円 | +20.0% | 非開示 | 該当なし |
| 経常利益 | 1,162.03億円 | 974.01億円 | +19.3% | 非開示 | 該当なし |
| 純利益 | 805.26億円 | 705.30億円 | +14.2% | 3,300億円 | 24.4% |
| EPS | 35.79円 | 30.77円 | +16.3% | 146.97円 | 24.4% |
会社は不確実性を踏まえ、業績予想ではなく純利益目標を開示している。第1四半期実績を受けて目標を上方修正した。
セグメント
| 部門 | 業務粗利益 | 前年同期 | 実質業務純益 |
|---|---|---|---|
| 個人部門 | 1,467.93億円 | 1,049.77億円 | 820.83億円 |
| 法人部門 | 1,381.13億円 | 1,120.83億円 | 816.58億円 |
| 市場部門 | △550.59億円 | △208.01億円 | △572.60億円 |
| その他 | △56.24億円 | △25.95億円 | △45.27億円 |
連結の業務粗利益は2,242.22億円、実質業務純益は1,019.54億円。市場部門の損失を個人・法人部門が補った構図である。
財務安全性
総資産は77兆77.79億円、純資産は3兆344.23億円。会計上の自己資本比率は3.9%で、銀行規制上の自己資本比率とは異なる。
定量評価
EPSは前年同期比16.3%増。銀行ではROICや営業利益率より、実質業務純益、与信費用、規制自己資本、部門別利益を重視する。
ポジティブ要因
個人部門と法人部門の実質業務純益がともに800億円を超えた。純利益目標は3,300億円、EPS目標は146.97円へ引き上げられた。
リスク要因
市場部門の実質業務純益は572.60億円の損失だった。仕切りレート変更の影響も含むため、金利・債券市場の変動と与信費用の推移を確認したい。
業界動向との関連
国内金利上昇は預貸金収益に追い風となる一方、債券ポートフォリオや調達費用に逆風を与える場合がある。部門間の収益移転を含めた連結利益で見る必要がある。
株価への示唆
純利益目標の上方修正は評価材料になり得る。市場部門の損失縮小と個人・法人部門の利益維持が続けば、利益目標への信頼度が高まりやすい。
今期の総括
経常利益1,162.03億円、純利益805.26億円と増益を確保した。個人・法人部門が伸びた一方、市場部門の損失が残った。
来期見通し
2027年3月期の純利益目標は3,300億円、EPS目標は146.97円。年間配当予想は37円で据え置かれている。
総合判断
総合判断は強気。上方修正と顧客部門の増益を評価しつつ、市場部門の変動と与信費用を継続確認する。
出典
- りそなホールディングス「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年7月31日