決算サマリー
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 増減率 | 2027年3月期予想 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 経常収益 | 861.04億円 | 604.81億円 | +42.3% | 非開示 | ― |
| 経常利益 | 138.32億円 | 106.20億円 | +30.2% | 183.00億円 | +32.2% |
| 純利益 | 99.87億円 | 76.69億円 | +30.2% | 125.00億円 | +25.1% |
| EPS | 325.99円 | 251.43円 | +29.7% | 407.37円 | +25.0% |
事業構成
報告セグメントは銀行業のみで、セグメント別情報は省略されている。貸出・預金を基盤とする銀行収益に加え、有価証券運用やグループ金融サービスの損益が連結業績へ反映される。
財務安全性
総資産は4兆5,814.80億円、純資産は2,336.94億円、決算短信上の自己資本比率は5.0%となった。前期末の4.6%から上昇したが、銀行法上の規制自己資本比率とは異なる。営業活動によるキャッシュ・フローはマイナス2,210.27億円だったものの、銀行の営業CFは預金・貸出や市場性資金の増減で大きく動くため、一般企業と同じ資金繰り評価は適さない。
配当と株式分割
2026年3月期の年間配当は131円だった。決算発表時点の2027年3月期予想は年間163円。その後、2026年10月1日を効力発生日とする1株から5株への株式分割が発表され、中間81.50円は分割前、期末16.30円は分割後の株数を基準とするため単純合計できない。分割前換算では年間163円相当である。
投資家が確認したい点
- 2027年3月期も経常利益・純利益とも2桁増益を計画している。
- 金利上昇による貸出利回りの改善が、預金金利の上昇や債券損益を上回るか。
- 増配を支える利益成長と資本余力が継続するか。
- 信用コストと有価証券評価差額の変動が自己資本へ与える影響。
総合判断
2026年3月期は3割増益で着地し、翌期も増益・増配を見込む。利益成長の方向は明確だが、経常収益の伸びには市場運用の影響も含まれ得る。今後は資金利益の伸び、信用コスト、規制自己資本比率を組み合わせて持続性を判断したい。
出典
- 山梨中央銀行「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、開示日: 2026-05-14
- 山梨中央銀行「株式分割、株式分割に伴う定款の一部変更、配当予想の修正および株主優待制度の変更に関するお知らせ」、開示日: 2026-07-31