決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 通期会社予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 経常収益 | 1,150.27億円 | 1,075.52億円 | +6.9% | 非開示 | ― |
| 経常利益 | 210.50億円 | 148.14億円 | +42.0% | 380.00億円 | 55.4% |
| 純利益 | 133.17億円 | 99.66億円 | +33.6% | 230.00億円 | 57.9% |
| EPS | 11.40円 | 9.35円 | +21.9% | 19.70円 | ― |
短信表紙は百万円表示、本文の金額は億円へ換算。CFと事業別表は各原表の単位を確認して換算した。増減率は会社開示を基本とし、EPSなどの計算値は表示額からの概算。進捗率は累計実績を通期予想で割った単純計算で、季節性や下期の費用を織り込んだ予測ではない。EPSの進捗率は示さない。
セグメント
| 事業・区分 | 当期売上 | 前年売上 | 増減率 | 当期利益 | 前年利益 |
|---|---|---|---|---|---|
| 国内事業(銀行業その他) | 766.99億円 | 722.93億円 | +6.1% | 189.56億円 | 141.26億円 |
| クレジットカード・電子マネー事業 | 130.73億円 | 138.52億円 | -5.6% | -7.34億円 | -8.49億円 |
| 海外事業 | 252.63億円 | 214.06億円 | +18.0% | 22.17億円 | 15.60億円 |
外部顧客への売上高。利益は会社のセグメント利益であり、全社費用等の調整を区別する。
セグメント利益の合計204.39億円と全社の経常利益210.50億円との差額は6.11億円。全社費用や消去等の調整を含むため、個々の事業利益をそのまま全社利益とみなさない。
財務安全性
総資産15,461.54億円、純資産・資本合計2,920.70億円。会計上の自己資本比率は18.5%。預金を営業の資金基盤とする銀行の規制上の自己資本比率とは異なり、一般企業の同じ比率とも単純比較できない。
当該期の営業・投資CFをそろえた評価は示さない。現金預金残高の増減だけで営業CFや投資余力を判断せず、次の資金収支開示で確認する。営業CFの符号には貸出・リース債権・預金等の増減が影響し得るため、通常の製造業の資金余力と同じ基準で評価しない。
定量評価
EPSは当期11.40円、前年同期9.35円。増減率は+21.9%。利益総額に加えて期中平均株式数も影響する。
同じ会計範囲・利益定義でそろう前四半期との比較は示していない。累計の前年同期比較を中心に確認する。
2026-09-30時点の発行済株式数は1,179,308,000株、自己株式は12,773,874株。期中平均株式数は1,167,622,003株で、EPSはこの平均株式数を基にした実績。期末株式数と期中平均は基準が異なるため、期末株式数でEPSを再計算しない。
| 指標 | 確認範囲 |
|---|---|
| EPSの前年同期比較 | +21.9% |
| ROIC | 投下資本・税率の仮定を置いた推計は行っていない |
| PER推移 | 同時点の株価と過去レンジの比較は行っていない |
会社の通期経常利益予想380.00億円に対し、累計実績との差額は169.50億円。これは会社予想から実績を引いた計算で、残る期間の独立した会社予想ではない。
ポジティブ要因
国内事業(銀行業その他)は売上766.99億円で最も大きい。同区分の利益は189.56億円。クレジットカード・電子マネー事業の利益-7.34億円も合わせ、売上規模と利益貢献を分けて読む。 経常利益は前年148.14億円から当期210.50億円へ増えた。
リスク要因
ATMの利用件数と手数料単価、設置・現金管理費を確認する。海外ATMの収益とカード事業の費用、キャッシュレス普及による取引構成の変化が利益を左右する。
業界動向との関連
セブン銀行では、国内ATMの設置・利用が増え、現金チャージ取引などが収益を支えた。事業別の売上と採算が同じ方向に動くかが、銀行業という業種全体の印象よりも今回の数字を理解する手掛かりになる。
株価への示唆
セブン銀行の決算を評価する際は、当期の経常利益210.50億円から、通期予想380.00億円へつながる受注・販売・採算の条件を確かめる。営業利益210.50億円と純利益133.17億円だけでは、当該期の資金収支を判定できない。業績の改善が確認できても、発表前の期待や価格に織り込まれていれば、株価が同じ方向に動くとは限らない。
今期の総括
ATM利用増などで経常増益、カード取扱いは減少。営業利益210.50億円と純利益133.17億円だけでは、当該期の資金収支を判定できない。
来期見通し
通期会社予想は経常収益非開示、経常利益380.00億円、純利益230.00億円、EPS19.70円。会社予想と実績を分け、進捗の高低だけで上振れ・下振れを断定しない。 配当の会社開示は、期末予想 5.50円、年間予想 11.00円、中間実績 5.50円。実績と予想を区別し、株式分割がある場合は1株額の基準日も合わせる。会社予想
総合判断
中立。ATMの利用件数と手数料単価、設置・現金管理費を確認する。一方、カードのショッピング取扱高とnanaco取扱高は減少しており、全社増益をすべての決済分野の成長とはみなせない。
出典
- セブン銀行 公式IR・決算資料。
- セブン銀行「2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年11月6日開示)。