決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期実績 | 増減率 | 来期会社計画 |
|---|---|---|---|---|
| 経常収益 | 1,087億円 | 804億円 | +35.1% | 開示なし |
| 経常利益 | 225億円 | 182億円 | +23.2% | 279億円 |
| 純利益 | 159億円 | 128億円 | +24.7% | 190億円 |
| EPS | 131.66円 | 104.05円 | +26.5% | 162.57円 |
銀行のため、一般事業会社の売上高・営業利益ではなく、経常収益と経常利益で評価する。
定量評価
EPS成長率は26.5%増、ROEは5.0%、短信上の自己資本比率は4.8%である。営業CFはマイナス1,121億円、現金及び現金同等物は8,689億円だった。2026年5月12日観測の株価2,219円に対し、来期予想EPSでみたPERは約13.6倍である。
ポジティブ要因
経常収益増
経常収益は35.1%増で、収益規模が大きく拡大した。
利益成長
経常利益は23.2%増、純利益は24.7%増だった。
増配計画
年間配当は42円、来期は66円を予想している。
リスク要因
銀行特有の自己資本
短信上の自己資本比率は一般事業会社と同じ基準では読めず、銀行規制上の比率確認も必要である。
信用コスト
地域経済や不動産市況が悪化すれば与信費用が増える可能性がある。
金利・有価証券
金利上昇は資金利益にプラスだが、有価証券評価や調達コストには注意が必要である。
財務安全性
総資産は6兆6,534億円、純資産は3,305億円、短信上の自己資本比率は4.8%である。銀行業では資産構成とリスクアセットの確認が重要で、一般企業の安全性基準とは別に見る必要がある。
業界動向との関連
地方銀行は金利正常化で資金利益が改善しやすい一方、地域貸出需要と信用コストの影響を受ける。千葉県を中心とする地域経済の強さが収益持続性の鍵となる。
株価への示唆
株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 10倍 | 162.57円 | 1,626円 |
| 中立 | 13倍 | 162.57円 | 2,113円 |
| 強気 | 16倍 | 162.57円 | 2,601円 |
現在株価は中立シナリオをやや上回る。増益と増配が続く場合は評価維持の可能性がある一方、信用コスト増が出る場合は下振れる可能性がある。
今期の総括
2026年3月期は経常収益と利益が大きく増加した。増配も進んだが、銀行株としては金利感応度と信用リスクを合わせて見る必要がある。
来期見通し
2027年3月期は経常利益279億円、純利益190億円を計画する。第2四半期累計は経常利益137億円、純利益92億円の見通しである。
総合判断
総合判断は中立である。増益と増配は評価できるが、株価は一定の期待を織り込む。次は利ざやと信用コストの推移を確認したい。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 株式会社京葉銀行「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月12日開示