東海東京 8616 2027年3月期第1四半期決算 営業利益80.90億円(前年同期3.92億円) 営業利益: 280.85億円 売上高: 300.72億円 リスク: 原材料・エネルギー価格 為替変動 kabutrack.com

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高300.72億円196.19億円+53.3%非開示該当なし
純営業収益280.85億円184.33億円+52.4%非開示該当なし
営業利益80.90億円3.92億円約21倍非開示該当なし
経常利益89.43億円7.11億円約13倍非開示該当なし
純利益71.92億円3.40億円約21倍非開示該当なし
EPS28.34円1.36円+1983.8%非開示該当なし

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

セグメント

報告セグメントは「投資・金融サービス業」の単一セグメントである。営業収益ではトレーディング損益や金融収益など市場変動の影響を受けるため、一般企業の売上高のように安定成長を前提にしにくい。純営業収益280.85億円から販管費を控除した営業利益は80.90億円である。

財務安全性

総資産は1兆4421.76億円、純資産は2126.91億円、自己資本比率は13.6%で前期末の12.8%から改善した。証券会社では顧客資産や金融商品を含むため、一般企業の自己資本比率基準をそのまま当てはめず、規制資本と市場リスクを併せて見る必要がある。第1四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されていない。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率+1983.8%当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

純営業収益に対する営業利益率は28.8%である。前年同期の2.1%から大きく改善したが、相場環境への感応度が高いため、単四半期の利益率を通期へ単純延長しない方がよい。

ポジティブ要因

営業利益の変化

純営業収益が52.4%増え、営業利益は前年同期の3.92億円から80.90億円へ増加した。収益増が販管費を上回ったことで、利益の伸びが大きくなった。

売上規模の確認

営業収益は300.72億円へ53.3%増えた。株式・債券市場の売買動向に左右されるため、次四半期も純営業収益と販管費の差を追う。

財務基盤

自己資本は1964.43億円、自己資本比率は13.6%に改善した。資本面は規制比率の開示と併せて評価する必要がある。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

第1四半期のキャッシュ・フロー計算書は作成されていない。証券会社では預り金や信用取引資産・負債の振れが大きいため、一般企業型の運転資金分析より流動性管理と規制資本を優先する。

販売数量・コスト前提の変動

相場環境の変動が大きいため通期業績予想は非開示で、配当予想も未定である。株式売買代金や債券・為替市場が鈍化すれば、今四半期の高い利益水準は維持しにくい。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

業界動向との関連

業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。

株価への示唆

中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

今期は営業収益300.72億円、純営業収益280.85億円、営業利益80.90億円、純利益71.92億円となった。収益増が販管費を上回り、前年同期の低い利益水準から大幅に回復した。証券市場の活況が続くか、未定の配当方針に変化があるかを次の開示で確認したい。

来期見通し

来期または通期見通しでは、売上高非開示、営業利益非開示、経常利益非開示、純利益非開示、EPS非開示が示されています。会社予想は前提です。増収計画より、営業利益率と営業CFがその計画に届く形になっているかを次の開示で確認します。

総合判断

総合判断は中立。営業利益は80.90億円へ急回復したが、相場環境への感応度が高く、会社は通期業績予想と配当予想を開示していない。次回は純営業収益の持続性、販管費、規制資本、配当方針を確認したい。

期中レビュー完了の反映

東海東京は2026-08-07に「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(公認会計士等による期中レビューの完了)」を開示しました。この記事は、監査法人による期中レビューが完了した同決算短信を反映しています。業績数値の訂正を示す開示ではありません。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、東海東京、開示日: 2026-07-31
  • 「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(公認会計士等による期中レビューの完了)」、東海東京、開示日: 2026-08-07