決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 通期会社予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 保険収益 | 1.62兆円 | 1.26兆円 | +28.0% | 非開示 | 該当なし |
| 税引前利益 | 2403.31億円 | 1508.20億円 | +59.3% | 非開示 | 該当なし |
| 四半期利益 | 1819.08億円 | 1193.33億円 | +52.4% | 非開示 | 該当なし |
| 親会社帰属利益 | 1811.68億円 | 1185.93億円 | +52.8% | 4900億円 | 37.0% |
| EPS | 203.14円 | 127.41円 | +59.4% | 549.17円 | 37.0% |
会社予想は親会社帰属利益とEPSを開示している。保険収益や税引前利益の通期予想は決算短信のサマリーでは示していない。
セグメント
| セグメント | 当期収益 | 前年同期収益 | 当期セグメント利益 | 前年同期セグメント利益 |
|---|---|---|---|---|
| 国内損害保険事業 | 6451.25億円 | 6344.28億円 | 704.02億円 | 324.65億円 |
| 海外保険事業 | 8924.58億円 | 5648.60億円 | 928.00億円 | 764.05億円 |
| 国内生命保険事業 | 644.86億円 | 642.93億円 | 149.84億円 | 55.87億円 |
| 介護事業 | 467.58億円 | 455.51億円 | 28.93億円 | 18.92億円 |
海外保険事業の収益が大きく伸び、国内損保・海外保険・国内生保・介護の4報告セグメントはいずれも増益だった。表の収益は外部顧客向け、利益はセグメント利益であり、連結数値とは調整範囲が異なる。
財務安全性
資産合計は18.89兆円、資本合計は5.42兆円、親会社所有者帰属持分比率は28.1%である。保険・銀行グループでは一般事業会社の自己資本比率ではなく、保険契約負債、ALM、ソルベンシー、銀行の規制資本を合わせて確認する。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | +59.4% | 前年同期比 | 親会社帰属利益の増加を上回った。 |
| 税引前利益成長率 | +59.3% | 前年同期比 | 保険収益の伸びを上回る増益となった。 |
| 親会社所有者帰属持分比率 | 28.1% | 前期末 | 一般企業の自己資本比率とは単純比較しない。 |
ポジティブ要因
4報告セグメントがそろって増益となり、とくに国内損保のセグメント利益は704.02億円と前年同期の2倍超に拡大した。海外保険も928.00億円まで伸び、利益成長をけん引した。
リスク要因
保険契約負債の評価、金利・為替・株価の変動、大規模自然災害は利益と資本を大きく動かす。親会社帰属利益が増えた一方、四半期包括利益は17.1%減少しており、市場変動を含む損益との乖離は継続確認が必要である。
業界動向との関連
金利上昇は保険の運用利回りや銀行の利ざやに追い風となる一方、保有債券評価やALMの再構築コストを伴う。複合金融グループでは各事業の利益変動を相殺できるかが焦点になる。
株価への示唆
各保険事業の増益は評価材料だが、包括利益の減少を踏まえると、市場変動を除いた収益力が次四半期も続くかが焦点になる。親会社所有者帰属持分比率を維持しながら通期利益計画へ進めるかを確認したい。
今期の総括
税引前利益は2403.31億円(+59.3%)、親会社帰属利益は1811.68億円(+52.8%)となった。海外保険の収益拡大に加え、国内損保と国内生保の利益改善が全体を押し上げた。
来期見通し
通期予想は親会社帰属利益4900億円(前期比-23.4%)、EPS549.17円。第1四半期の親会社帰属利益の進捗率は37.0%だが、保険損益には自然災害や市場変動による季節差がある。
総合判断
総合判断は中立。保険収益の拡大と4報告セグメントの増益は支えになる一方、包括利益の減少と市場変動リスクを併せて確認する必要がある。
出典
- SOMPOHD「2027年3月期第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」、開示日: 2026-08-14