決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 営業収益 | 11.07億円 | 7.29億円 | +51.7% | 非開示 | 該当なし |
| 純営業収益 | 11.04億円 | 7.28億円 | +51.6% | 非開示 | 該当なし |
| 営業利益 | 3.20億円 | 0.85億円 | +274.9% | 非開示 | 該当なし |
| 経常利益 | 5.67億円 | 1.09億円 | +420.5% | 非開示 | 該当なし |
| 純利益 | 3.85億円 | 0.92億円 | +314.9% | 非開示 | 該当なし |
| EPS | 96.6円 | 23.28円 | +314.9% | 非開示 | 該当なし |
金融商品取引業は市場環境の影響が大きいため、会社は通期業績予想と配当予想を開示していない。
セグメント
丸八証券は「投資・金融サービス業」の単一セグメントであるため、セグメント情報を省略している。全社の純営業収益11.04億円と営業利益3.20億円を中心に収益性を確認する。
財務安全性
総資産は143.36億円、純資産は83.58億円、自己資本比率は58.3%となった。証券会社の健全性でより重要な自己資本規制比率は606.2%と、前期末の607.5%からほぼ横ばいだった。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | +314.9% | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| ROE | 非開示 | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
純営業収益に対する営業利益率は29.0%で、前年同期の11.7%から改善した。自己資本規制比率606.2%を維持しており、利益成長と財務余力は両立している。
ポジティブ要因
営業利益の変化
営業利益は3.20億円で前年同期比274.9%増となった。純営業収益の増加と固定費吸収で利益率が上昇した。
売上規模の確認
営業収益は11.07億円、純営業収益は11.04億円となった。受入手数料とトレーディング損益のどちらが増収を支えたかが次回の比較軸となる。
財務基盤
自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は58.3%、純資産は83.58億円です。資本の厚みは確認できますが、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。
リスク要因
利益率とキャッシュのずれ
営業キャッシュ・フローは非開示です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。
市況変動と収益予想の難しさ
通期業績予想は非開示である。株式売買代金や投資家のリスク選好が弱まれば、受入手数料とトレーディング損益が減少し、第1四半期の利益水準を維持できない可能性がある。
市場評価の変動可能性
決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。
業界動向との関連
業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。
株価への示唆
中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
営業収益11.07億円、営業利益3.20億円、純利益3.85億円と大幅増益になった。市況の追い風を利益へ取り込んだ一方、通期予想は非開示であり、四半期ごとの収益変動を追う必要がある。
来期見通し
金融商品取引業は市場環境の影響が大きいため、会社は通期業績予想と配当予想を開示していない。四半期ごとの受入手数料、トレーディング損益、販管費、自己資本規制比率から収益力を追う必要がある。
総合判断
総合判断は強気である。営業利益274.9%増、純利益314.9%増に加え、自己資本規制比率606.2%を維持した。ただし、市況依存度が高く業績・配当予想も未定であるため、受入手数料とトレーディング損益の持続性が次の確認点となる。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)」、丸八証券、開示日: 2026-07-31