丸八証券 8700 2027年3月期第1四半期決算 営業利益3.20億円(+274.9%) 純営業収益: 11.04億円 純利益: 3.85億円 リスク: 原材料・エネルギー価格 為替変動 kabutrack.com

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
営業収益11.07億円7.29億円+51.7%非開示該当なし
純営業収益11.04億円7.28億円+51.6%非開示該当なし
営業利益3.20億円0.85億円+274.9%非開示該当なし
経常利益5.67億円1.09億円+420.5%非開示該当なし
純利益3.85億円0.92億円+314.9%非開示該当なし
EPS96.6円23.28円+314.9%非開示該当なし

金融商品取引業は市場環境の影響が大きいため、会社は通期業績予想と配当予想を開示していない。

セグメント

丸八証券は「投資・金融サービス業」の単一セグメントであるため、セグメント情報を省略している。全社の純営業収益11.04億円と営業利益3.20億円を中心に収益性を確認する。

財務安全性

総資産は143.36億円、純資産は83.58億円、自己資本比率は58.3%となった。証券会社の健全性でより重要な自己資本規制比率は606.2%と、前期末の607.5%からほぼ横ばいだった。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率+314.9%当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

純営業収益に対する営業利益率は29.0%で、前年同期の11.7%から改善した。自己資本規制比率606.2%を維持しており、利益成長と財務余力は両立している。

ポジティブ要因

営業利益の変化

営業利益は3.20億円で前年同期比274.9%増となった。純営業収益の増加と固定費吸収で利益率が上昇した。

売上規模の確認

営業収益は11.07億円、純営業収益は11.04億円となった。受入手数料とトレーディング損益のどちらが増収を支えたかが次回の比較軸となる。

財務基盤

自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は58.3%、純資産は83.58億円です。資本の厚みは確認できますが、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

営業キャッシュ・フローは非開示です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。

市況変動と収益予想の難しさ

通期業績予想は非開示である。株式売買代金や投資家のリスク選好が弱まれば、受入手数料とトレーディング損益が減少し、第1四半期の利益水準を維持できない可能性がある。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

業界動向との関連

業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。

株価への示唆

中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

営業収益11.07億円、営業利益3.20億円、純利益3.85億円と大幅増益になった。市況の追い風を利益へ取り込んだ一方、通期予想は非開示であり、四半期ごとの収益変動を追う必要がある。

来期見通し

金融商品取引業は市場環境の影響が大きいため、会社は通期業績予想と配当予想を開示していない。四半期ごとの受入手数料、トレーディング損益、販管費、自己資本規制比率から収益力を追う必要がある。

総合判断

総合判断は強気である。営業利益274.9%増、純利益314.9%増に加え、自己資本規制比率606.2%を維持した。ただし、市況依存度が高く業績・配当予想も未定であるため、受入手数料とトレーディング損益の持続性が次の確認点となる。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)」、丸八証券、開示日: 2026-07-31