決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 通期会社予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 営業収益 | 50.31億円 | 42.28億円 | +19.0% | 98.04億円 | 51.3% |
| 営業利益 | 33.43億円 | 27.39億円 | +22.0% | 63.28億円 | 52.8% |
| 経常利益 | 32.76億円 | 27.85億円 | +17.6% | 63.47億円 | 51.6% |
| 純利益 | 21.39億円 | 18.03億円 | +18.6% | 41.20億円 | 51.9% |
| EPS | 64.87円 | 54.69円 | +18.6% | 124.96円 | ― |
短信表紙は百万円表示、本文の金額は億円へ換算。CFと事業別表は各原表の単位を確認して換算した。増減率は会社開示を基本とし、EPSなどの計算値は表示額からの概算。進捗率は累計実績を通期予想で割った単純計算で、季節性や下期の費用を織り込んだ予測ではない。EPSの進捗率は示さない。
セグメント
不動産担保融資を中心とする単一報告セグメントとして、短信は事業別の売上・利益表を省略している。全社実績は上のサマリーで確認し、開示のない製品・地域別利益を全社利益から配分していない。
財務安全性
総資産1,362.27億円、純資産・資本合計541.00億円。自己資本比率・親会社帰属持分比率は39.7%。
営業CFは-50.11億円、投資CFは0.15億円、財務CFは37.55億円。現金同等物の残高は68.18億円。営業・投資CFの単純合計は-49.96億円だが、投資CFには設備取得のほか資産売却や有価証券の取得等も含まれる。営業CFの符号には貸出・リース債権・預金等の増減が影響し得るため、通常の製造業の資金余力と同じ基準で評価しない。
定量評価
EPSは当期64.87円、前年同期54.69円。増減率は+18.6%。利益総額に加えて期中平均株式数も影響する。
単独四半期の比較では、7〜9月の売上25.17億円・営業利益16.84億円に対し、その前の4〜6月は売上25.14億円・営業利益16.59億円。累計開示の差額から求めた概数で、独立した会社予想ではない。前年同期比と異なり季節性や納入時期の影響があるため、連続的な伸びとは断定しない。
2026-09-30時点の発行済株式数は32,980,500株、自己株式は4,500株。期中平均株式数は32,976,000株で、EPSはこの平均株式数を基にした実績。期末株式数と期中平均は基準が異なるため、期末株式数でEPSを再計算しない。
| 指標 | 確認範囲 |
|---|---|
| EPSの前年同期比較 | +18.6% |
| ROIC | 投下資本・税率の仮定を置いた推計は行っていない |
| PER推移 | 同時点の株価と過去レンジの比較は行っていない |
会社の通期営業利益予想63.28億円に対し、累計実績との差額は29.85億円。これは会社予想から実績を引いた計算で、残る期間の独立した会社予想ではない。
ポジティブ要因
平均貸付残高と貸付利率の上昇で利息収入が伸び、営業増益となった。一方、借入残高と調達利率の上昇で金融費用も増加。不動産販売の減少を手数料や賃貸収入などが補った。 営業利益は前年27.39億円から当期33.43億円へ増えた。
リスク要因
担保不動産の流動性・価格と回収期間を確認する。貸付の増加に資金を投じる事業であり、営業CFの流出だけで収益力を判断せず、借入条件・貸倒引当と利ざやを合わせて見る。
業界動向との関連
アサックスでは、平均貸付残高と貸付利率の上昇で利息収入が伸び、営業増益となった。会社が説明する事業の動きと、全社の利益・資金収支が対応しているかを次の開示でも確認する。
株価への示唆
アサックスの決算を評価する際は、当期の営業利益33.43億円から、通期予想63.28億円へつながる受注・販売・採算の条件を確かめる。営業CF-50.11億円は利益と異なる動きも示すため、債権・在庫・債務の増減と合わせて収益の質を確認する。業績の改善が確認できても、発表前の期待や価格に織り込まれていれば、株価が同じ方向に動くとは限らない。
今期の総括
貸付残高と利率上昇で増益、調達費も増加。営業CF-50.11億円は利益と異なる動きも示すため、債権・在庫・債務の増減と合わせて収益の質を確認する。
来期見通し
通期会社予想は営業収益98.04億円、営業利益63.28億円、純利益41.20億円、EPS124.96円。会社予想と実績を分け、進捗の高低だけで上振れ・下振れを断定しない。 配当の会社開示は、期末予想 22.00円、年間予想 22.00円、中間実績 0.00円。実績と予想を区別し、株式分割がある場合は1株額の基準日も合わせる。会社予想
総合判断
中立。担保不動産の流動性・価格と回収期間を確認する。不動産販売の減少を手数料や賃貸収入などが補った。
出典
- アサックス 公式IR・決算資料。
- アサックス「2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年11月6日開示)。