決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 通期会社予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 営業収益 | 1,739.61億円 | 1,646.28億円 | +5.7% | 3,598.00億円 | 48.3% |
| 営業利益 | 219.36億円 | 208.02億円 | +5.5% | 310.00億円 | 70.8% |
| 経常利益 | 332.58億円 | 301.96億円 | +10.1% | 505.00億円 | 65.9% |
| 純利益 | 252.50億円 | 237.23億円 | +6.4% | 393.00億円 | 64.2% |
| EPS | 52.36円 | 49.20円 | +6.4% | 81.49円 | ― |
短信表紙は百万円表示、本文の金額は億円へ換算。CFと事業別表は各原表の単位を確認して換算した。増減率は会社開示を基本とし、EPSなどの計算値は表示額からの概算。進捗率は累計実績を通期予想で割った単純計算で、季節性や下期の費用を織り込んだ予測ではない。EPSの進捗率は示さない。
セグメント
| 事業・区分 | 当期売上 | 前年売上 | 増減率 | 当期利益 | 前年利益 |
|---|---|---|---|---|---|
| 運輸業 | 1,068.16億円 | 1,017.75億円 | +5.0% | 131.69億円 | 122.55億円 |
| 流通業 | 298.76億円 | 294.90億円 | +1.3% | 3.40億円 | 1.76億円 |
| 不動産業 | 168.06億円 | 148.09億円 | +13.5% | 68.77億円 | 64.57億円 |
| レジャー・サービス業 | 65.03億円 | 63.53億円 | +2.4% | 4.43億円 | 5.74億円 |
| 建設業 | 113.20億円 | 97.21億円 | +16.4% | 9.13億円 | 10.27億円 |
| その他の事業 | 26.37億円 | 24.78億円 | +6.4% | 1.57億円 | 2.85億円 |
外部顧客への売上高。利益は会社のセグメント利益であり、全社費用等の調整を区別する。
セグメント利益の合計218.99億円と全社の営業利益219.36億円との差額は0.37億円。全社費用や消去等の調整を含むため、個々の事業利益をそのまま全社利益とみなさない。
財務安全性
総資産12,112.87億円、純資産・資本合計5,904.36億円。自己資本比率・親会社帰属持分比率は47.3%。資産評価や利益の蓄積を含む資本の厚さと、営業活動の資金収支は分けて確認する。
当該期の営業・投資CFをそろえた評価は示さない。現金預金残高の増減だけで営業CFや投資余力を判断せず、次の資金収支開示で確認する。
定量評価
EPSは当期52.36円、前年同期49.20円。増減率は+6.4%。利益総額に加えて期中平均株式数も影響する。営業利益率は12.6%、前年は12.6%。増収の大きさだけでなく、売上に対して残る利益を比較する。
単独四半期の比較では、7〜9月の売上873.22億円・営業利益98.92億円に対し、その前の4〜6月は売上866.39億円・営業利益120.44億円。累計開示の差額から求めた概数で、独立した会社予想ではない。前年同期比と異なり季節性や納入時期の影響があるため、連続的な伸びとは断定しない。
2026-09-30時点の発行済株式数は517,233,555株、自己株式は34,994,337株。期中平均株式数は482,239,218株で、EPSはこの平均株式数を基にした実績。期末株式数と期中平均は基準が異なるため、期末株式数でEPSを再計算しない。
| 指標 | 確認範囲 |
|---|---|
| EPSの前年同期比較 | +6.4% |
| ROIC | 投下資本・税率の仮定を置いた推計は行っていない |
| PER推移 | 同時点の株価と過去レンジの比較は行っていない |
会社の通期営業利益予想310.00億円に対し、累計実績との差額は90.64億円。これは会社予想から実績を引いた計算で、残る期間の独立した会社予想ではない。
ポジティブ要因
運輸業は売上1,068.16億円で最も大きい。同区分の利益は131.69億円。その他の事業の利益1.57億円も合わせ、売上規模と利益貢献を分けて読む。 営業利益は前年208.02億円から当期219.36億円へ増えた。
リスク要因
空港利用と沿線旅客需要、施設投資と減価償却、人件費の関係を確認する。10月取得の千葉日石は中間対象期間後の事項であり、その効果を中間実績の要因へ混ぜない。
業界動向との関連
京成電鉄では、運輸、流通、不動産などが増収となり、運輸の利益改善が全社増益を支えた。事業別の売上と採算が同じ方向に動くかが、陸運業という業種全体の印象よりも今回の数字を理解する手掛かりになる。
株価への示唆
京成電鉄の決算を評価する際は、当期の営業利益219.36億円から、通期予想310.00億円へつながる受注・販売・採算の条件を確かめる。営業利益219.36億円と純利益252.50億円だけでは、当該期の資金収支を判定できない。業績の改善が確認できても、発表前の期待や価格に織り込まれていれば、株価が同じ方向に動くとは限らない。
今期の総括
運輸と不動産などが増収、全社営業増益。営業利益219.36億円と純利益252.50億円だけでは、当該期の資金収支を判定できない。
来期見通し
通期会社予想は営業収益3,598.00億円、営業利益310.00億円、純利益393.00億円、EPS81.49円。会社予想と実績を分け、進捗の高低だけで上振れ・下振れを断定しない。 配当の会社開示は、期末予想 11.00円、年間予想 22.00円、中間実績 11.00円。実績と予想を区別し、株式分割がある場合は1株額の基準日も合わせる。会社予想
総合判断
中立。空港利用と沿線旅客需要、施設投資と減価償却、人件費の関係を確認する。成田空港向け輸送力増強などの投資も進めており、持分法等を含む経常利益と鉄道営業利益は分けて確認したい。
出典
- 京成電鉄 公式IR・決算資料。
- 京成電鉄「2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年11月6日開示)。