決算サマリー

項目当期実績前期実績増減率来期会社計画
営業収益780億円772億円+1.0%813億円
営業利益37億円37億円+1.2%38億円
純利益27億円22億円+22.1%28億円
EPS539.03円441.57円+22.1%571.10円

物流事業として安定増益だが、営業収益の伸びは限定的である。

定量評価

EPS成長率は22.1%増、ROEは12.6%、自己資本比率は57.6%である。営業CFは58億円の黒字、現金及び現金同等物は15億円だった。2026年5月12日時点で補足市場データの株価は取得できなかった。

ポジティブ要因

純利益増加

純利益は22.1%増で、EPSも同程度に改善した。

高ROE

ROEは12.6%で、物流企業として資本効率は良好である。

増配計画

年間配当は160円、来期は172円を予定している。

リスク要因

売上成長の小ささ

営業収益は1.0%増にとどまり、数量成長は大きくない。

コスト上昇

燃料費、人件費、車両費が物流利益を押し下げる可能性がある。

地域・荷主依存

物流需要は地域経済や主要荷主の出荷動向に左右される。

財務安全性

総資産は389億円、純資産は224億円、自己資本比率は57.6%で高い。営業CFは58億円の黒字で、投資CFはマイナス31億円だった。設備投資を行いながら財務は安定している。

業界動向との関連

物流業界はEC、食品、建設資材、地域物流の需要に支えられる一方、ドライバー不足と燃料費上昇の影響を受ける。価格転嫁が利益率維持の鍵となる。

株価への示唆

株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。株価が取得できなかったため、以下は来期予想EPSを使った参考レンジである。

シナリオ想定PER予想EPS理論株価
弱気4倍571.10円2,284円
中立5倍571.10円2,856円
強気6倍571.10円3,427円

実際の株価との比較は行わない。利益成長と増配が続く場合は評価余地がある一方、物流コスト上昇が吸収できない場合は下振れる可能性がある。

今期の総括

2026年3月期は営業収益が小幅増、利益は増加した。ROEと自己資本比率は良好で、安定配当の継続も確認できる。

来期見通し

2027年3月期は営業収益813億円、営業利益38億円、純利益28億円を計画する。成長率は穏やかで、価格転嫁とコスト管理が重要である。

総合判断

総合判断は中立である。収益の安定性と配当は評価できるが、成長率は限定的である。次は燃料費・人件費を吸収して営業利益を伸ばせるかが焦点である。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 株式会社ロジネットジャパン「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月12日開示