ASNOVA 9223 2027年3月期第1四半期決算 売上高12.39億円(+37.3%) 営業損失: 1.11億円 売上高: 12.39億円 リスク: 原材料・エネルギー価格 為替変動 kabutrack.com

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高12.39億円9.02億円+37.3%50.79億円24.4%
償却前営業利益4.07億円3.39億円+19.8%20.12億円20.2%
営業利益-1.11億円-1.21億円赤字縮小0.86億円該当なし
経常利益-0.76億円-1.45億円赤字縮小0.15億円該当なし
純利益-0.79億円-1.22億円赤字縮小-0.98億円該当なし
EPS-6.43円-9.89円赤字縮小-7.96円該当なし

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

セグメント

ASNOVAは足場機材レンタル関連事業を展開しています。当期の全社売上高は12.39億円、償却前営業利益は4.07億円ですが、減価償却後の営業損益は1.11億円の赤字です。

財務安全性

財務安全性では、総資産108.99億円、純資産29.45億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率27.0%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF非開示、投資CF非開示、財務CF非開示、現金及び現金同等物の期末残高非開示です。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率赤字縮小当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は-9.0%、自己資本比率は27.0%です。償却前利益の大きさだけで収益力を判断できません。

ポジティブ要因

営業利益の変化

償却前営業利益は4.07億円に増えましたが、営業損失は1.11億円です。黒字化には減価償却負担を吸収する売上・粗利の積み上げが必要です。

売上規模の確認

売上高は12.39億円、前年比は+37.3%です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。

財務基盤

自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は27.0%、純資産は29.45億円です。資本の厚みは確認できますが、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

営業キャッシュ・フローは非開示です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。

販売数量・コスト前提の変動

通期予想は売上高50.79億円、償却前営業利益20.12億円、営業利益0.86億円です。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

業界動向との関連

業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。

株価への示唆

中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

今期は売上高12.39億円(37.3%増)、償却前営業利益4.07億円(19.8%増)に対し、営業損失1.11億円、純損失0.79億円という内容でした。

来期見通し

通期見通しは売上高50.79億円、営業利益0.86億円、経常利益0.15億円、純損失0.98億円、EPS-7.96円です。

総合判断

総合判断は弱気。売上と償却前利益は伸びていますが、営業赤字と純損失が続いています。市場が見るのは償却前ではなく、減価償却後の黒字定着です。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、ASNOVA、開示日: 2026-08-10