決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 16.61億円 | 15.67億円 | +6% | 50.04億円 | 該当なし |
| 営業利益 | -5.43億円 | -1.66億円 | 赤字拡大 | 2.02億円 | 該当なし |
| 経常利益 | -5.40億円 | -1.69億円 | 赤字拡大 | 1.52億円 | 該当なし |
| 純利益 | -11.07億円 | -4.44億円 | 赤字拡大 | 1.30億円 | 該当なし |
| EPS | -142.75円 | -61.57円 | 赤字拡大 | 1.6円 | 該当なし |
通期決算では会社計画欄に次期予想を置いているため、進捗率は該当なしとしています。前年比などが非開示の場合は、決算短信側で前年実績または増減率が示されていないことを意味します。
セグメント
2026年7月期の報告セグメントはマーケティング支援、コマース、グローバル情報通信、デジタルアセット・Web3の4事業。セグメント名称は第2四半期に変更されたが、区分と業績管理方法は変更していない。
| 報告セグメント | 売上高 | 前期比 | セグメント利益・損失 |
|---|---|---|---|
| マーケティング支援 | 7.05億円 | +6.4% | -0.64億円 |
| コマース | 1.06億円 | -51.1% | -1.00億円 |
| グローバル情報通信 | 6.53億円 | -5.1% | 0.09億円 |
| デジタルアセット・Web3 | 1.97億円 | 当期から区分 | -0.11億円 |
| 連結 | 16.61億円 | +6.0% | 営業損失5.43億円 |
報告セグメントの損失合計1.65億円に全社費用3.78億円が加わり、連結営業損失は5.43億円。増収の一方で、マーケティング支援・D2Cコマースの赤字が続いている。
財務安全性
財務安全性では、総資産23.45億円、純資産0.91億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率△5.3%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF-2.14億円、投資CF1.18億円、財務CF2.30億円、現金及び現金同等物の期末残高6.20億円です。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | 赤字拡大 | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| ROE | -400.5% | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は-32.7%、総資産経常利益率は-25.4%です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。
ポジティブ要因
マーケティング支援は売上高7.05億円と6.4%増えた。グローバル情報通信は売上高6.53億円、セグメント利益0.09億円を確保。売上全体が増え、前年より営業赤字は縮小した。
リスク要因
マーケティング支援は6.4%増収でも0.64億円の損失、コマースは売上が51.1%減り1.00億円の損失となった。連結純損失は11.07億円、自己資本比率はマイナス5.3%。資本が薄く、営業赤字の継続は資金調達や事業継続の余地を狭める。
業界動向との関連
ネット広告支援とD2C通販は広告効率、顧客獲得費用、継続購入率の影響を受ける。売上高だけでなく、広告費を含む販管費を吸収できる顧客・商品構成になっているかが収益化の鍵となる。
株価への示唆
会社は2027年7月期に営業利益2.02億円を予想するが、直近実績は営業損失5.43億円。予想達成には各事業の損失縮小と全社費用の負担軽減が必要となる。ここでは市場価格を用いた評価は行わず、次の決算で収益化の進捗を確認する。
今期の総括
2026年7月期は売上高16.61億円(+6.0%)に対し、営業損失5.43億円、純損失11.07億円。グローバル情報通信は小幅黒字だったが、マーケティング支援とコマースの赤字、全社費用が重かった。
来期見通し
2027年7月期の会社予想は売上高50.04億円、営業利益2.02億円、経常利益1.52億円、純利益1.30億円。通期黒字化を掲げるが、事業別に赤字縮小が進むか、連結営業CFがプラスに転じるかを次回以降に確認したい。
総合判断
増収でも営業赤字と純損失が続き、自己資本比率はマイナス。グローバル情報通信の黒字だけでは他部門の損失を補えていない。通期黒字化予想の達成を判断するには、マーケティング支援とコマースの採算改善が必要となる。
訂正開示の反映
売れるネット広告社グループは2026年9月29日、株式会社Step y'sの子会社化に関する取得原価を訂正しました。株式交付による取得対価と取得価額は2億4,500万円から2億6,400万円へ1,900万円増加しています。訂正対象は決算短信の「重要な後発事象」で、2026年7月期の連結財務諸表への影響はないと会社は説明しています。通期の売上高、営業損失、純損失などの業績数値は変わりません。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年7月期決算短信 〔日本基準〕(連結)」、G-売れるネットG、開示日: 2026-09-14
- 「(訂正)「2026年7月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について」、G-売れるネットG、開示日: 2026-09-29