決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上収益 | 104.62億円 | 77.09億円 | +35.7% | 210.23億円 | 49.8% |
| 営業利益 | 6.32億円 | 4.66億円 | +35.5% | 13.87億円 | 45.6% |
| 税引前利益 | 5.94億円 | 4.02億円 | +47.7% | 13.73億円 | 43.3% |
| 親会社所有者帰属利益 | 3.29億円 | 1.99億円 | +65.1% | 8.87億円 | 37.1% |
| EPS | 14.71円 | 8.94円 | +64.5% | 39.67円 | 37.1% |
会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。
セグメント
| 報告セグメント | 外部収益 | セグメント損益 |
|---|---|---|
| マネジメントサービス | 37.91億円 | 4.85億円 |
| プロフェッショナルソリューション | 40.39億円 | 1.03億円 |
| ペットケア | 16.73億円 | 1.89億円 |
| 戦略投資 | 9.59億円 | 2.62億円 |
外部収益合計は104.62億円。セグメント損益合計10.39億円から配賦不能本社費4.07億円を控除し、営業利益6.32億円となりました。利益率はマネジメントサービスと戦略投資が相対的に高く、本社費負担を含めた全社採算の維持が焦点です。
財務安全性
総資産は239.72億円、資本合計は133.76億円、親会社所有者帰属持分比率は54.9%です。キャッシュ・フローは営業CF-5.64億円、投資CF2.41億円、財務CF-20.85億円、現金及び現金同等物の中間期末残高34.42億円でした。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | +64.5% | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| ROE | 非開示 | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は6.0%で前年同期とほぼ同水準です。増収増益の一方、営業債務以外の債務減少などで営業CFは赤字となり、利益の現金化には課題が残りました。
ポジティブ要因
営業利益の変化
営業利益は6.32億円、前年同期比35.5%増。売上収益の伸びとほぼ同じペースで利益を伸ばしました。
売上規模の確認
売上収益は104.62億円、前年同期比35.7%増。4つの報告セグメントで収益基盤を分散しています。
財務基盤
親会社所有者帰属持分比率は54.9%、資本合計は133.76億円です。一定の資本の厚みはありますが、営業CFの赤字と自己JDR取得による資金流出は分けて確認する必要があります。
リスク要因
利益率とキャッシュのずれ
営業CFは-5.64億円。営業債務以外の債務減少と法人税支払いが資金を押し下げました。財務CFも自己JDR取得19.22億円などで-20.85億円となっています。
販売数量・コスト前提の変動
通期予想は売上収益210.23億円、営業利益13.87億円、親会社所有者帰属利益8.87億円です。中間期の進捗率は営業利益45.6%、親会社利益37.1%で、下期の利益加速が必要です。
市場評価の変動可能性
決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。
業界動向との関連
業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。
株価への示唆
中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
中間期は売上収益104.62億円、営業利益6.32億円、親会社所有者帰属利益3.29億円と増収増益でした。ただし営業CFは5.64億円の赤字で、会計利益と資金収支の方向は一致していません。
来期見通し
通期予想は売上収益210.23億円、営業利益13.87億円、税引前利益13.73億円、親会社所有者帰属利益8.87億円、EPS39.67円で据え置かれました。下期は利益進捗と営業CFの黒字化が確認点です。
総合判断
総合判断は中立。35%台の増収増益は強い一方、親会社利益の進捗は37.1%、営業CFは赤字です。下期に利益進捗と資金回収がそろうかを見極めたい決算です。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年12月期第2四半期(中間期)決算短信〔SFRS(I)及びIFRS〕(連結)」、YCPホールディングス(グローバル)リミテッド、開示日: 2026-08-14