YCPホールディングス 9257 2026年12月期第2四半期決算 売上収益104.62億円(+35.7%) 営業利益: 6.32億円 親会社利益: 3.29億円 営業CF: -5.64億円 自己JDR取得と運転資金 kabutrack.com

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上収益104.62億円77.09億円+35.7%210.23億円49.8%
営業利益6.32億円4.66億円+35.5%13.87億円45.6%
税引前利益5.94億円4.02億円+47.7%13.73億円43.3%
親会社所有者帰属利益3.29億円1.99億円+65.1%8.87億円37.1%
EPS14.71円8.94円+64.5%39.67円37.1%

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

セグメント

報告セグメント外部収益セグメント損益
マネジメントサービス37.91億円4.85億円
プロフェッショナルソリューション40.39億円1.03億円
ペットケア16.73億円1.89億円
戦略投資9.59億円2.62億円

外部収益合計は104.62億円。セグメント損益合計10.39億円から配賦不能本社費4.07億円を控除し、営業利益6.32億円となりました。利益率はマネジメントサービスと戦略投資が相対的に高く、本社費負担を含めた全社採算の維持が焦点です。

財務安全性

総資産は239.72億円、資本合計は133.76億円、親会社所有者帰属持分比率は54.9%です。キャッシュ・フローは営業CF-5.64億円、投資CF2.41億円、財務CF-20.85億円、現金及び現金同等物の中間期末残高34.42億円でした。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率+64.5%当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は6.0%で前年同期とほぼ同水準です。増収増益の一方、営業債務以外の債務減少などで営業CFは赤字となり、利益の現金化には課題が残りました。

ポジティブ要因

営業利益の変化

営業利益は6.32億円、前年同期比35.5%増。売上収益の伸びとほぼ同じペースで利益を伸ばしました。

売上規模の確認

売上収益は104.62億円、前年同期比35.7%増。4つの報告セグメントで収益基盤を分散しています。

財務基盤

親会社所有者帰属持分比率は54.9%、資本合計は133.76億円です。一定の資本の厚みはありますが、営業CFの赤字と自己JDR取得による資金流出は分けて確認する必要があります。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

営業CFは-5.64億円。営業債務以外の債務減少と法人税支払いが資金を押し下げました。財務CFも自己JDR取得19.22億円などで-20.85億円となっています。

販売数量・コスト前提の変動

通期予想は売上収益210.23億円、営業利益13.87億円、親会社所有者帰属利益8.87億円です。中間期の進捗率は営業利益45.6%、親会社利益37.1%で、下期の利益加速が必要です。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

業界動向との関連

業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。

株価への示唆

中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

中間期は売上収益104.62億円、営業利益6.32億円、親会社所有者帰属利益3.29億円と増収増益でした。ただし営業CFは5.64億円の赤字で、会計利益と資金収支の方向は一致していません。

来期見通し

通期予想は売上収益210.23億円、営業利益13.87億円、税引前利益13.73億円、親会社所有者帰属利益8.87億円、EPS39.67円で据え置かれました。下期は利益進捗と営業CFの黒字化が確認点です。

総合判断

総合判断は中立。35%台の増収増益は強い一方、親会社利益の進捗は37.1%、営業CFは赤字です。下期に利益進捗と資金回収がそろうかを見極めたい決算です。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年12月期第2四半期(中間期)決算短信〔SFRS(I)及びIFRS〕(連結)」、YCPホールディングス(グローバル)リミテッド、開示日: 2026-08-14