シルバーライフ 9262 2023年7月期第1四半期決算 売上高30.15億円(+12.4%) 営業利益: 2.45億円(訂正後) 売上高: 30.15億円 リスク: 原材料・エネルギー価格 為替変動

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高30.15億円26.83億円+12.4%127億円23.7%
営業利益2.45億円1億円+144.3%7億円35.0%
経常利益2.89億円1.32億円+118.0%8.60億円33.6%
純利益1.83億円0.94億円+94.5%5.50億円33.3%
EPS16.95円8.74円+94.0%50.96円33.3%

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率+94.0%当期EPSと前年同期EPS訂正後EPSで算定しています。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は非開示、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。

ポジティブ要因

営業利益の変化

営業利益は訂正後2.45億円、前年比は+144.3%です。訂正前の3.12億円から0.67億円減少しており、在庫集計の内部統制も確認点となります。

売上規模の確認

売上高は30.15億円、前年比は+12.4%です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。

財務基盤

自己資本比率は61.1%、純資産は訂正後54.88億円です。訂正前の55.30億円から減少しましたが、財務基盤そのものを大きく損なう修正ではありません。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

営業キャッシュ・フローは非開示です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。

販売数量・コスト前提の変動

次期または通期予想は売上高127億円、営業利益7億円です。計画を見る時は、売上前提よりも営業利益率の前提を先に疑います。販売数量、為替、原材料費、人件費、案件進捗のどれかが崩れると、利益の薄い会社ほどすぐ数字に出ます。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

財務安全性

財務安全性では、訂正後の総資産89.81億円、純資産54.88億円、自己資本比率61.1%を確認します。キャッシュ・フローは第1四半期短信で非開示です。

業界動向との関連

業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。

株価への示唆

中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

今期は訂正後で売上高30.15億円(+12.4%)、営業利益2.45億円(+144.3%)、四半期純利益1.83億円(+94.5%)です。新商品の集計単位を食数と箱数で誤認し、在庫を過大計上したことが修正理由です。利益成長は維持したものの、訂正前数値を投資判断に使わない注意が必要です。

来期見通し

来期または通期見通しでは、売上高127億円、営業利益7億円、経常利益8.60億円、純利益5.50億円、EPS50.96円が示されています。会社予想は前提です。増収計画より、営業利益率と営業CFがその計画に届く形になっているかを次の開示で確認します。

総合判断

総合判断は中立。訂正後の売上高30.15億円、営業利益2.45億円、純利益1.83億円を基準とします。増益は維持した一方、棚卸集計の誤りが発生したため、次回は利益率に加えて在庫管理と内部統制の改善を確認する必要があります。

訂正開示の反映

シルバーライフは2022-12-26に「(訂正・数値データ訂正)「2023年7月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)」の一部訂正について」を開示したため、この記事は訂正後の内容を反映しています。

訂正理由は、12 月9日に開示いたしました、「2023 年7月期 第 1 四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)」の提出 後に、第 1 四半期の棚卸集計業務において、10 月から取り扱いを開始した新商品の集計単位(食数と 箱数)を誤認識してしまった結果、本来の在庫金額より過大に集計してしまっていたことが発覚したた めです 。

訂正箇所訂正前訂正後
また、サマリー情報の訂正箇所については、訂正前と訂正後の訂正箇所に下線を付して下記に記載し / ております。1.2023年7月期第1四半期の業績(2022年8月1日~2022年10月31日) (1)経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率) 売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 2023年7月期第1四半期 3,015 12.4 312 211.7 357 168.9 225 139.3 2022年7月期第1四半期 2,683 9.3 100 △69.4 132 △62.5 94…1.2023年7月期第1四半期の業績(2022年8月1日~2022年10月31日) (1)経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率) 売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 2023年7月期第1四半期 3,015 12.4 245 144.3 289 118.0 183 94.5 2022年7月期第1四半期 2,683 9.3 100 △69.4 132 △62.5 94 △…

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2023年7月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)」、シルバーライフ、開示日: 2022-12-09
  • 「(訂正・数値データ訂正)「2023年7月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)」の一部訂正について」、シルバーライフ、開示日: 2022-12-26