エヌジェイホールディングス(9421)の2027年6月期第1四半期累計大型ゲーム案件縮小で減益、最終赤字に。ゲーム案件の稼働率と次の受注、人員・外注費の調整余地が焦点になる2027年6月期第1四半期累計|2026年11月6日開示エヌジェイホールディングス(9421)大型ゲーム案件縮小で減益、最終赤字に売上高22.50億円営業利益0.03億円EPS-9.56円ゲーム案件の稼働率と次の受注、人員・外注費の調整余地が焦点になるkabutrack.com

決算サマリー

項目 当期実績 前年同期 増減率 通期会社予想 進捗率
売上高 22.50億円 25.00億円 -10.0% 92.80億円 24.2%
営業利益 0.03億円 0.18億円 -79.8% 3.20億円 0.9%
経常利益 -0.06億円 0.13億円 赤字転落 2.80億円 ―
純利益 -0.50億円 0.04億円 赤字転落 1.70億円 ―
EPS -9.56円 0.78円 赤字転落 32.12円 ―

短信表紙は百万円表示、本文の金額は億円へ換算。CFと事業別表は各原表の単位を確認して換算した。増減率は会社開示を基本とし、EPSなどの計算値は表示額からの概算。進捗率は累計実績を通期予想で割った単純計算で、季節性や下期の費用を織り込んだ予測ではない。EPSの進捗率は示さない。

セグメント

事業・区分 当期売上 前年売上 増減率 当期利益 前年利益
ゲーム事業 15.14億円 18.28億円 -17.2% 0.43億円 0.63億円
モバイル事業 7.23億円 6.56億円 +10.2% 0.14億円 0.24億円
その他 0.13億円 0.16億円 -18.8% 0.04億円 0.06億円

事業別説明に記載された百万円の表示額と増減額を使用。前年値は当期表示額と明示増減額から復元した概数。全社費用等の調整前。

財務安全性

総資産33.14億円、純資産・資本合計15.37億円。自己資本比率・親会社帰属持分比率は43.5%。資産評価や利益の蓄積を含む資本の厚さと、営業活動の資金収支は分けて確認する。

当該期の営業・投資CFをそろえた評価は示さない。現金預金残高の増減だけで営業CFや投資余力を判断せず、次の資金収支開示で確認する。

定量評価

EPSは当期-9.56円、前年同期0.78円。増減率は赤字転落。利益総額に加えて期中平均株式数も影響する。営業利益率は0.1%、前年は0.7%。増収の大きさだけでなく、売上に対して残る利益を比較する。

単独四半期の比較では、7〜9月の売上22.50億円・営業利益0.03億円に対し、その前の4〜6月は売上23.70億円・営業利益0.60億円。直前四半期は通期と第3四半期累計の差額で、独立した会社予想ではない。前年同期比と異なり季節性や納入時期の影響があるため、連続的な伸びとは断定しない。

2026-09-30時点の発行済株式数は5,350,400株、自己株式は57,616株。期中平均株式数は5,292,784株で、EPSはこの平均株式数を基にした実績。期末株式数と期中平均は基準が異なるため、期末株式数でEPSを再計算しない。

指標 確認範囲
EPSの前年同期比較 赤字転落
ROIC 投下資本・税率の仮定を置いた推計は行っていない
PER推移 同時点の株価と過去レンジの比較は行っていない

会社の通期営業利益予想3.20億円に対し、累計実績との差額は3.17億円。これは会社予想から実績を引いた計算で、残る期間の独立した会社予想ではない。

ポジティブ要因

ゲーム事業は売上15.14億円で最も大きい。同区分の利益は0.43億円。その他の利益0.04億円も合わせ、売上規模と利益貢献を分けて読む。 売上22.50億円に対して、営業利益0.03億円を確保した。

リスク要因

ゲーム案件の稼働率と次の受注、人員・外注費の調整余地が焦点になる。モバイルの新店売上だけでなく店舗採算も確認し、通期計画を四半期の進捗率だけで評価しない。

業界動向との関連

エヌジェイホールディングスでは、ゲーム開発の大規模案件が縮小し、外注費を抑えても減収の影響が残った。事業別の売上と採算が同じ方向に動くかが、情報・通信業という業種全体の印象よりも今回の数字を理解する手掛かりになる。

株価への示唆

エヌジェイホールディングスの決算を評価する際は、当期の営業利益0.03億円から、通期予想3.20億円へつながる受注・販売・採算の条件を確かめる。営業利益0.03億円と純利益-0.50億円だけでは、当該期の資金収支を判定できない。業績の改善が確認できても、発表前の期待や価格に織り込まれていれば、株価が同じ方向に動くとは限らない。

今期の総括

大型ゲーム案件縮小で減益、最終赤字に。営業利益0.03億円と純利益-0.50億円だけでは、当該期の資金収支を判定できない。

来期見通し

通期会社予想は売上高92.80億円、営業利益3.20億円、純利益1.70億円、EPS32.12円。会社予想と実績を分け、進捗の高低だけで上振れ・下振れを断定しない。 2027年6月期の中間・期末・年間配当予想は未定。現時点で0円が確定したという意味ではない。

総合判断

弱気。ゲーム案件の稼働率と次の受注、人員・外注費の調整余地が焦点になる。モバイル店舗は新店で増収となったが人員増で減益となり、全社の営業利益は小幅にとどまった。

出典