燦ホールディングス 9628 2026年8月期 第5四半期 営業収益490.41億円 営業利益: 36.38億円 通期営業利益計画の86.6% 17カ月の変則決算 負ののれん益28.10億円 kabutrack.com

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
営業収益490.41億円319.84億円(前期通期)算定せず593.00億円82.7%
営業利益36.38億円45.21億円(前期通期)算定せず42.00億円86.6%
経常利益34.30億円43.63億円(前期通期)算定せず40.40億円84.9%
純利益47.05億円47.21億円(前期通期)算定せず45.20億円104.1%
EPS217.56円230.96円(前期通期)算定せず214.32円101.5%

2026年8月期は2025年4月1日から2026年8月31日までの17カ月決算で、第5四半期累計は15カ月分です。比較欄の2025年3月期通期とは対象期間が異なるため、増減率は算定していません。

セグメント

報告セグメント外部顧客売上高セグメント利益・損失
公益社グループ242.62億円26.71億円
葬仙グループ19.99億円1.79億円
タルイグループ25.17億円4.14億円
きずなグループ176.58億円-0.02億円
こころネットグループ22.50億円1.06億円
持株会社グループ3.52億円29.26億円

外部顧客売上高の合計は490.41億円。セグメント利益は経常利益と調整され、持株会社が子会社から受け取った配当金など28.65億円の消去後、連結経常利益34.30億円となる。こころネットグループは2026年4~6月の3カ月分が新たに加わった。

財務安全性

総資産は747.60億円、純資産は449.65億円、自己資本比率は60.1%です。決算短信では四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していないため、営業・投資・財務CFは開示されていません。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率-97.8%当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は7.4%。純利益47.05億円には、こころネット連結子会社化に伴う負ののれん発生益28.10億円が含まれるため、最終利益だけで本業の採算を判断しない方がよいです。

ポジティブ要因

営業利益の変化

営業利益は36.38億円で、通期予想42.00億円に対する進捗率は86.6%です。17カ月決算の15カ月経過時点であり、残る2カ月の採算が着地を左右します。

売上規模の確認

営業収益は490.41億円。こころネットグループの3カ月分を含み、グループ葬祭各社の葬儀施行収入は412.88億円となりました。

財務基盤

自己資本比率は60.1%、純資産は449.65億円です。こころネット連結に伴う負債増加はあるものの、自己資本比率は前期末の59.0%から上昇しました。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

四半期連結キャッシュ・フロー計算書は非開示です。純利益が通期予想を上回った一方、負ののれん益28.10億円を含むため、期末の現金収支と有利子負債の動きを別途確認する必要があります。

販売数量・コスト前提の変動

通期予想は営業収益593.00億円、営業利益42.00億円、経常利益40.40億円、純利益45.20億円です。葬儀施行単価の低下、新規出店費用、M&A後の統合費用が残る2カ月の利益率を押し下げる可能性があります。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

業界動向との関連

業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。

株価への示唆

中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

第5四半期累計は営業収益490.41億円、営業利益36.38億円、純利益47.05億円でした。こころネットの連結効果で事業規模は拡大した一方、純利益には負ののれん益が大きく寄与しており、営業利益との分解が欠かせません。

来期見通し

17カ月通期の会社予想は、営業収益593.00億円、営業利益42.00億円、経常利益40.40億円、純利益45.20億円、EPS214.32円で据え置かれました。純利益は第5四半期時点で予想を上回っており、期末着地では一時利益と本業利益を分けて確認します。

総合判断

総合判断は中立。営業利益は通期予想の86.6%まで進んだが、変則17カ月決算のため前年比較の見え方が難しく、純利益には負ののれん益も含まれる。期末はM&A後の営業採算とキャッシュの着地が評価の分かれ目となります。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年8月期 第5四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、燦HD、開示日: 2026-08-14