1. 投資判断サマリー

項目内容
更新日2026年10月26日
総合評価★★★☆☆(増益継続を確認)
一言サマリー中間期は売上高・営業利益とも増加し、主力のユニットハウス事業が伸長しました。建設機械レンタルは減収減益で、貸与資産への投資後も利益とキャッシュを両立できるかが焦点です。

2. 投資評価(星評価・レーダーチャート)

中間期の増益、自己資本比率、配当予想を基にした定性評価です。建設関連の受注・完工時期とレンタル資産投資の影響があるため、単期の利益成長をそのまま長期評価へ延長しない前提です。

評価軸星評価根拠
成長性★★★☆☆中間売上高は6.3%増。主力2部門が増収。
収益性★★★★☆営業利益は10.5%増。セグメント間では増益幅に差。
財務★★★★★自己資本比率88.1%。中間期末の現金は122億37百万円。
配当★★★☆☆会社は年間予想を80円へ増額。前年100円には記念配当40円を含む。
安定性★★★☆☆ユニットハウスは販売・レンタル双方の需要がある一方、建築・災害復旧・公共工事に左右される。
時間軸見方
短期下期の完工・受注と建設機械レンタルの回復を確認。
中期レンタル資産投資後の稼働率、利益、営業CFを見る。
長期3事業の利益構成と投資回収が安定しているかを追う。
成長性収益性財務配当安定性 kabutrack.com

3. 最新決算サマリー

項目2027年3月期中間期前年同期比通期会社予想・進捗
売上高174億45百万円+6.3%380億円・45.9%
営業利益20億22百万円+10.5%45億円・44.9%
経常利益24億83百万円+11.3%51億円・48.7%
中間純利益16億26百万円+37.5%33億円・49.3%
営業キャッシュ・フロー10億51百万円—貸与資産投資を含む資金動向に注意

4. 今回の決算で注目するポイント

事業中間売上高前年同期比セグメント利益前年同期比
ユニットハウス144億81百万円+5.5%17億59百万円+13.2%
モジュール・システム建築25億58百万円+14.1%2億32百万円+1.9%
建設機械レンタル4億5百万円△8.0%49百万円△27.1%

ユニットハウスでは展示場と製品への投資を背景に販売・レンタルの受注が増えました。モジュール建築は民間設備投資案件の受注・完工が堅調で、価格転嫁も進みました。対して、建設機械レンタルは北海道南部の土木需要や販売が弱く、減収減益です。セグメント利益合計20億40百万円から調整額18百万円を差し引き、全社営業利益は20億22百万円です。

5. 投資判断のポイント

論点なぜ見るか次に確認する指標
主力事業の利益率ユニットハウスが全社利益の中心セグメント売上と利益の伸びの差
建築案件受注と完工の時期で売上計上が動く受注環境、完工、価格転嫁
レンタル投資貸与資産の取得は資金を先に使う稼働・売上、営業CF、投資CF
配当年間予想は80円へ増額利益と現金創出、普通配当との比較

6. リスク要因

  • 建築人材不足や資材価格上昇により、工期や案件採算が悪化する可能性があります。
  • 災害復旧・イベント需要は受注機会になる一方、地域や時期に偏りがあります。
  • レンタル資産を積み増す局面では、稼働率が想定を下回ると減価償却負担と資金負担が先行します。
  • 2026年3月期の年間配当100円には60周年記念配当40円が含まれます。80円予想を前年実績と単純比較すると、通常配当の変化を見誤るおそれがあります。

7. 成長性

成長の柱は、ユニットハウスの販売・レンタル、モジュール・システム建築の受注、貸与資産の拡充です。中間期は主力2事業が増収で、モジュール建築は二桁増収でした。今後は売上拡大に加え、貸与資産の投資が稼働と利益を生み、営業CFが維持されるかが成長の質を測る材料です。

8. 総合評価

中間期は主力2事業が増収となり、全社営業利益も増加しました。自己資本比率は高水準ですが、現金は貸与資産投資や配当で減少しています。建設機械レンタルの弱さと下期の案件進捗を踏まえ、増益の継続性はセグメント利益とキャッシュフローで見極めます。

出典

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