ソレキア(9867)の2027年3月期中間期部材不足による納入遅延で減収減益。納入の後ずれが売上・利益へ転換する時期と、部材価格上昇による受注変更を確認する2027年3月期中間期|2026年11月6日開示ソレキア(9867)部材不足による納入遅延で減収減益売上高133.52億円営業利益8.12億円EPS601.09円納入の後ずれが売上・利益へ転換する時期と、部材価格上昇による受注変更を確認するkabutrack.com

決算サマリー

項目 当期実績 前年同期 増減率 通期会社予想 進捗率
売上高 133.52億円 140.70億円 -5.1% 312.00億円 42.8%
営業利益 8.12億円 9.56億円 -15.1% 23.00億円 35.3%
経常利益 8.13億円 9.65億円 -15.8% 22.90億円 35.5%
純利益 5.19億円 6.20億円 -16.3% 13.90億円 37.3%
EPS 601.09円 717.98円 -16.3% 1608.89円 ―

短信表紙は百万円表示、本文の金額は億円へ換算。CFと事業別表は各原表の単位を確認して換算した。増減率は会社開示を基本とし、EPSなどの計算値は表示額からの概算。進捗率は累計実績を通期予想で割った単純計算で、季節性や下期の費用を織り込んだ予測ではない。EPSの進捗率は示さない。

セグメント

事業・区分 当期売上 前年売上 増減率 当期利益 前年利益
首都圏 65.51億円 比較値なし ― 4.08億円 比較値なし
東日本 35.01億円 比較値なし ― 2.97億円 比較値なし
西日本 31.41億円 比較値なし ― 1.73億円 比較値なし

地域別説明の売上と利益。その他・全社調整を含む連結合計とは差がある。前年金額は増減率から逆算していない。

財務安全性

総資産232.03億円、純資産・資本合計134.26億円。自己資本比率・親会社帰属持分比率は57.9%。資産評価や利益の蓄積を含む資本の厚さと、営業活動の資金収支は分けて確認する。

営業CFは1.38億円、投資CFは-0.86億円、財務CFは-2.76億円。現金同等物の残高は122.64億円。営業・投資CFの単純合計は0.52億円だが、投資CFには設備取得のほか資産売却や有価証券の取得等も含まれる。

定量評価

EPSは当期601.09円、前年同期717.98円。増減率は-16.3%。利益総額に加えて期中平均株式数も影響する。営業利益率は6.1%、前年は6.8%。増収の大きさだけでなく、売上に対して残る利益を比較する。

単独四半期の比較では、7〜9月の売上71.18億円・営業利益5.97億円に対し、その前の4〜6月は売上62.34億円・営業利益2.15億円。累計開示の差額から求めた概数で、独立した会社予想ではない。前年同期比と異なり季節性や納入時期の影響があるため、連続的な伸びとは断定しない。

2026-09-30時点の発行済株式数は865,301株、自己株式は1,493株。期中平均株式数は863,840株で、EPSはこの平均株式数を基にした実績。期末株式数と期中平均は基準が異なるため、期末株式数でEPSを再計算しない。

指標 確認範囲
EPSの前年同期比較 -16.3%
ROIC 投下資本・税率の仮定を置いた推計は行っていない
PER推移 同時点の株価と過去レンジの比較は行っていない

会社の通期営業利益予想23.00億円に対し、累計実績との差額は14.88億円。これは会社予想から実績を引いた計算で、残る期間の独立した会社予想ではない。

ポジティブ要因

首都圏は売上65.51億円で最も大きい。同区分の利益は4.08億円。西日本の利益1.73億円も合わせ、売上規模と利益貢献を分けて読む。 売上133.52億円に対して、営業利益8.12億円を確保した。

リスク要因

納入の後ずれが売上・利益へ転換する時期と、部材価格上昇による受注変更を確認する。地域別売上の改善だけでなく、製品構成と工数、在庫・仕掛品の回収を見たい。

業界動向との関連

ソレキアでは、半導体・メモリ供給不足によるメーカー納入遅延でサーバーや関連サービスが減収となった。事業別の売上と採算が同じ方向に動くかが、卸売業という業種全体の印象よりも今回の数字を理解する手掛かりになる。

株価への示唆

ソレキアの決算を評価する際は、当期の営業利益8.12億円から、通期予想23.00億円へつながる受注・販売・採算の条件を確かめる。営業CF1.38億円は利益と異なる動きも示すため、債権・在庫・債務の増減と合わせて収益の質を確認する。業績の改善が確認できても、発表前の期待や価格に織り込まれていれば、株価が同じ方向に動くとは限らない。

今期の総括

部材不足による納入遅延で減収減益。営業CF1.38億円は利益と異なる動きも示すため、債権・在庫・債務の増減と合わせて収益の質を確認する。

来期見通し

通期会社予想は売上高312.00億円、営業利益23.00億円、純利益13.90億円、EPS1608.89円。会社予想と実績を分け、進捗の高低だけで上振れ・下振れを断定しない。 配当の会社開示は、期末予想 70.00円、年間予想 70.00円。実績と予想を区別し、株式分割がある場合は1株額の基準日も合わせる。会社予想

総合判断

中立。納入の後ずれが売上・利益へ転換する時期と、部材価格上昇による受注変更を確認する。西日本は電子デバイスなどが伸びたが、首都圏・東日本の減少を補えず、全社利益も低下した。

出典