3本の陽線と、終値の位置を見る
陽線は、その期間の終値が始値より高かった足です。赤三兵では陽線が連続し、終値が前の足より高い形を見ます。典型例では次の始値が前の実体内から始まり、上ヒゲが極端に長くないかも判断材料になります。
陽線の色は表示設定で変わります。名前の赤だけに頼らず、始値・終値の実際の数値を確かめます。前日より安く寄り付いても、その日の始値から上昇すれば陽線になるため、前日比と陰陽は同じ分類ではありません。
架空の四本値で形を確かめる
以下は1株あたり円で示す独自の架空例です。
| 期間 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 1本目 | 100 | 106 | 99 | 105 |
| 2本目 | 104 | 110 | 103 | 109 |
| 3本目 | 108 | 114 | 107 | 113 |
いずれも終値が始値を上回り、105、109、113と切り上がっています。2本目は前の終値105より低い104から始まりますが、陽線です。このように四本値を並べると、単に3日連続で上がったという見方との差が分かります。図と表は実在銘柄のデータではありません。
3本目が確定する前と、確定した後を分ける
日足なら引け前に価格が変わり、3本目が陰線や長い上ヒゲに変わる場合があります。途中の画面で形が見えたことと、終値で確定したことは区別します。週足なら一週間の終わりまで同じ問題が残ります。
形が確定しても、翌日の価格は分かりません。決算や市場全体の変化によって反対方向へ動くこともあります。3本目までの上昇率が大きければ、形を確認してから購入する価格が、初日に比べて高くなる点も残ります。
出現位置と出来高は補助材料
下落後、横ばい後、すでに大きく上がった後では、同じ並びでも前提が違います。出来高が増えた場合も、売買が活発だったことは分かりますが、新規買いか買い戻しかを足だけで断定はできません。
企業の材料、直近高値との関係、投じる金額を合わせて判断します。赤三兵が出たから購入額を増やす、といった機械的な使い方ではなく、何が起きたかを調べ直す入口として使う方が、形の説明と投資判断を混同しにくくなります。
出典
用語の参考資料確認日:2026年10月23日。