出来高とは?売買株数と参加人数・売買代金の違い

注文した量ではなく、成立した量

株式を100株売る人と100株買う人が合い、100株の取引が成立した場合、出来高は100株です。双方の注文を足して200株とはしません。注文だけ出して成立していない分も、出来高には含みません。

同じ人が何回も売買する場合や、同じ株が一日の中で次の人へ渡る場合も、その都度の約定が数えられます。出来高が増えたことから、参加人数や長期保有する人が同じ割合で増えたとは判断できません。

売買代金と、単位をそろえて読む

前の100株を含む独自の集計例で、1,000円の100株と、1,100円の200株が約定すれば、出来高は300株です。売買代金は10万円と22万円を足した32万円となります。株数と金額を混同しないよう、表示が株、千株、円、百万円などのどれかを見ます。

この売買代金を出来高で割ると、約定量で重み付けした平均価格は約1,066.67円です。価格を単純に足して2で割った1,050円とは違います。売買の量が異なるためで、総額から読む意味を確認できる仮例です。

多いだけで買いが強いとは決まらない

すべての約定には売り手と買い手がいます。出来高が多いことだけを新規買いの流入や、誰かの本気度へ置き換えることはできません。会社発表、指数の構成変更、短期の売買など、取引が増える背景は複数あります。

価格が上がったか下がったか、通常の同じ時間帯に比べてどの程度多いかを追加で見ます。午前の途中の出来高と、前日の一日分を直接比べると条件がそろいません。取引所だけの集計か、ほかの市場を含むかも区別します。

自分の注文量と、売買のしやすさを考える

日々の売買が少ない銘柄では、大きな注文を出すと希望価格で全量が成立しにくい場合があります。ただし一日の出来高が多くても、その瞬間の売買気配が厚いとは限りません。

出来高は過去に成立した量、板の気配は現在の注文状況です。必要なときにいくらで換金できるかを見る際は、注文数量、価格差、時間帯も合わせて確認します。

出典

参考資料の確認日:2026年10月23日。