関心の集まり方を調べる入口になる
取引量や話題が急に増えた時、何か情報が公表されたのかを調べるきっかけになります。群集心理の知識が役立つのは、「多くの人が注目している」から「会社や価格に何が変わったか」へ確認を進める場面です。群集へ追随すれば利益が出るという利点ではありません。
他人の判断に有用な情報が含まれる場合もあります。ただし、同じ情報を皆が読んだ結果か、他人の反応を見て結論が変わったのかは、外から簡単に区別できません。
出来高と売買代金の仮例
仮に株価1,000円、出来高2万株なら、単純な売買代金は2,000万円です。次の日が株価800円、出来高5万株なら4,000万円になります。価格は20%下落し、出来高は2.5倍、売買代金は2倍という異なる変化です。各価格で全量が取引されたとする計算用の仮定です。
量が増えたから買いだけが優勢、新規資金がその分すべて入った、とまでは言えません。売りと買いが交錯する取引の増加を示している可能性もあります。金額の大きさから参加者の保有意図も断定しません。
観察した後に自分の条件を加える
会社発表、公表日時、決算や事業への影響を確かめます。SNSを使うなら、同じ話の転載、広告の利害、反対の資料の有無も調べます。反応数をそのまま信頼性へ置き換えないようにします。
多数派と反対なら有利とも限りません。周囲の熱気を一つの観察情報として残し、購入理由、期間、許容する保有額を家計から決めます。
利益を得た取引でも、調査を省いていたなら次に再現できるとは限りません。記録では、関心が高まった事実と、それを自分の判断へどう使ったかを別々に振り返ります。