外貨で増えた額を円で使う場面
外国株を持つ人が生活費のために円へ換えるとき、まず売却後の外貨額へ、その時点の適用レートを掛けます。現地の株価が上がったというニュースだけでは、円で増えた額は分かりません。
最初と最後の外貨資産価格、それぞれの円換算レートを分けて記録すれば、どちらの変化が結果へ関わったかを追えます。割合で計算する場合も、二つの変化を同じ元本へ足すだけでは計算が合いません。
現地価格と為替を掛け合わせる
ドル建ての資産価格が10%上がり、ドルの円換算レートが5%下がったとすると、円での倍率は1.10×0.95=1.045です。円換算では4.5%増であり、単純に10−5=5%とはなりません。分配、税、費用を省いた計算です。
両方の変化を足し引きすると、変化が大きい場面ほど誤差が目立ちます。最初の外貨額とレート、最後の外貨額とレートを掛けて比べても同じ結果を確かめられます。
円で買った商品にも為替要因がある
日本円で購入する投資信託や国内上場ETFでも、外貨建て資産へ投資し、為替ヘッジをしなければ為替変動の影響を受けます。支払った通貨だけでリスクは決まりません。
目論見書などで、投資対象の国や通貨、為替ヘッジの方針、費用を読みます。ヘッジは為替の影響を抑える方法ですが、完全に消すとは限らず、金利差などによるコストが生じる場合があります。円安・円高を予測する前に、何の変化で自分の円評価額が動くかを整理できます。
出典
出典確認日:2026年10月22日。