記事の図解

パターンの読み方

ローソク足を使ったテクニカル分析では、下落が続く中で大きな陰線が出て、その値幅の内側で数本の小さな反発が続き、最後に再び陰線が出る形を「下げ三法」と呼びます。英語では Falling Three Methods と呼ばれることがあります。ここで示した図は説明用の模式図で、実際のチャートがこの形にきれいに一致するとは限りません。

大切なのは、名前を付けた時点で値動きが決まるわけではないことです。反発の足の数や大きさ、最後の陰線をどう認定するかには流儀の違いがあります。価格が下がり続けた後に似た形が出た場合でも、下落が続くと断定することはできません。

使うときの注意点

下げ三法を探す前に、どの時間軸で、どのような下落トレンドを対象にするかを決めます。日足と週足では形が異なって見えることがあります。出来高や市場全体の動き、決算や企業発表なども確認し、ローソク足以外の材料と分けて整理します。

このパターンだけを見て空売りや売却を急ぐと、反発局面で損失が出る可能性があります。取引をする場合は、想定が外れたときの対応と許容損失を先に決めます。現物を長期保有している投資家にとっては、短期の足形だけで当初の投資理由が変わるわけではありません。

まとめ

下げ三法は、下落中の小反発と、その後の下落再開を読むローソク足パターンです。形の判定に幅があり、将来の下落を保証するシグナルではありません。

時間軸や市場環境を確認し、チャートだけに頼らず、取引条件と損失管理をあわせて判断しましょう。

出典