記事の図解

上げ三法の形

上げ三法は、上昇の後に数本の小さなローソク足が現れ、その値動きが先行する大きな陽線の範囲内に収まり、最後に再び上昇する形として説明されるパターンです。上昇途中の一時的な調整と、その後の上昇継続を考える材料として使われます。

何本の足を含めるか、ヒゲと実体のどちらを重視するかなど、説明によって定義には幅があります。チャートの時間軸によっても形は変わるため、名称だけで機械的に判定しないことが大切です。

長期投資での見方

上げ三法らしい形が出ても、長期の企業価値や業績の見通しが良くなったとは限りません。パターンは過去の値動きを整理するものです。長期投資では、短期の足形より、事業の収益力、財務、競争環境、投資目的を優先して確認します。

  1. 日足・週足など、どの期間でパターンを見ているか
  2. 先行する上昇の理由や出来高に変化があるか
  3. 小さな足の後に、価格がどのように動いたか
  4. 会社の決算や市場全体の材料が変化していないか
  5. 長期保有の理由と、売買判断の根拠を混同していないか

たとえば、株価が上昇した後に小幅な調整があり、再び高値を更新したとしても、その動きが続くとは限りません。上げ三法の形に当てはめるだけで、将来の上昇率や保有期間を予測することはできません。

ローソク足パターンの説明はOANDAのローソク足解説にもあります。上げ三法を知る基本は上げ三法を知るメリット|投資判断で役立つ場面も参照してください。

まとめ

上げ三法は、上昇の後に小さな調整が入り、その後に再上昇する形として知られるローソク足パターンです。定義には幅があり、将来の値上がりを保証するものではありません。長期投資では、チャートの形と企業の事業価値を分けて判断しましょう。